1年8か月放置されてたRD90、キック10回程であっさりエンジンが掛かってしまった。
動くんならとりあえず一発乗ってみる事にした。
乗る前に現状確認。
キャブはSTDはメインジェット100番だが130番が付いていた。
サービスマニュアルによるとVM20SH 刻印46400となってるんだがそんな刻印見当たらない(笑)
オリジナルのキャブじゃないのかな?測ったらベンチュリー径は20mmだったのでボディはこのままでいいだろう。
そうそう、サービスマニュアル買ったんですよ。ワイズギアに注文して新品3300円。
古いバイクでも1冊注文から製本して適正価格で売ってくれるのは偉いぞヤマハ。全ての車種で買える訳ではないみたいだが。
ただしこれは前期の464用で、後期の2A5用はワイズギアのホームページには載ってなかった。
2A5用のサービスマニュアルが存在するのかは不明。464と2A5では最大トルクの発生回転数が500rpm違うようなので何かしらの違いはあると思われる。
エアクリはこんな感じだったのでどうするか考える。
サービスマニュアルが手に入ったのはいいが、パーツリストが見つからん。
ん?ヤマハはネットでパーツリストが見れるって?RD90なんて載ってないんだなこれが。
やっぱカワサキが至高。
さて、問題のオイルポンプ。病死した親友はオイルポンプが怪しいと言って自分で混合にしていた。
「マニュアルを入手してきっちりやりたいところだな」と話はしていたが、そんな時間は無かったというのを俺が知ったのは彼が亡くなってからだった。
マニュアル見ても最初訳わからなかったのだが、色々調べているうちにこれはオリジナルのオイルポンプではない可能性が出てきた。
マニュアルにスタータープレートという部品が出てきて何のこっちゃと思ったら、これはスタータープレートを廃した改良型みたい。
先程書いた通り464用のマニュアルの情報なので、2A5は最初から改良型のこのポンプで正解の可能性もある。現状はパーツリストが無いのでわからない。
ヤマハのオートルーブポンプはまるで知識が無いのでこれから勉強だ。
しばらくは念の為混合で乗る事にする。ポンプが吐出しているのは確認できた。あとはそれが適正量かどうか。
中の構造も自分の目で見てみたいし一度分解してみようと思う。
復元して試走へ。現状は把握できた。
ひとつだけ手を加えた。
NISSINの新品マスターを奢ってやった。まぁ、貰い物なんだが。
生前RDを引き上げてきた時にマスターが固着してたと言ってこの3000円の中華マスターを付けていた。
「なんでそんな怪しげなもの買ったんだよw」と俺らはツッコんだ訳だが、現実は余命を考えてこれしか選択肢が無かったのだろう。
水臭えな。言ってくれりゃマスターの1個くらいくれてやったのに。
そんな感じでこのRDを俺が継ぐ時が来たらこのマスターを組むと決めていたので、ケジメをひとつ付ける事ができた。