シャネルのバッグがそんなに高額だったとは、この革修理仕事をするまで、知りませんでした!革研究所 名古屋東店の陶山です。
非常に高いバッグだから、やっぱり修理・修復して使っていきたいと思います。
長年使い、色が褪せてしまった、シャネル【CHANEL】カンボンライン のピンク&ブラックのトートバッグです。色が褪せている状態ですし、染み込み易い革(ラムレザー)なので修復も問題なく可能とお受けいたしました。
元色が残っている所を探していると、外面のポケットの中にボールペン跡がくっきりと付いておりました!
え!
これを普通に使い、更にボールペンを指して使っているわけ?
と、正直思ってしまいました。
高級ブランドだけに、とっておきの日に使うイメージが私の中で破壊された瞬間でもありました。
まずは修理・修復・染め直し写真をご覧ください。
こちらがポケットの中のボールペン跡です。
ピンク色を作り、キルティング生地部分の角スレを埋めながら修復していきました。
同じようにポケットの中もお色を入れようと思いましたが!
なんか非常に嫌な予感が漂いました。
まてよ!
このまま上に色を乗せ染み込まさせても、また出てくるんじゃないか?
そこで考え、一呼吸。
ある程度このボールペン跡を落としてからお色を入れようと考え、よく考えました!
色々やってみても革を傷めそうで、やめてしまい。
少し色を入れてみて、状況をみてみたり!
何をやってもダメかも!!! と、思いました。
で、ボールペンの落とし方とかを検索しある方法を思いつき、いざ実践。
こちらは企業秘密です!
そして、革を傷めないようにある程度落としてからお色を入れていきました!
綺麗にしがっていると思いませんか?
そして最後にピンク色・黒色の境目をチェックし、補色し完成であります。
もちろん、最後に色止めを施しました。
注意:お色を入れたからには、必ず色止めが必要になります。革研究所のように、しっかりと色を止める事ができませんと、色落ち・色移りの原因になりますので、リペアショップの選択は新調にご判断いただければと思います。
あ~、思いだす!
ボールペン跡をどうやって落としたらいいのかを考えていた時間の方が長かったことを!
しっかりと考えてから、作業に入ることができるようになりました。
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