市役所勤務の現役保育コンシェルジュ、ナナです。


急に暑くなりましたね!

この時期の心配ごとといえば、

熱中症食中毒!

皆様、じゅうぶんにご注意くださいね。


さて、そんな訳で今日は保育園の食中毒対策についてふれてみたいと思います。


お食事中の方は、ここで一旦、お読みになるのをやめてください!

そういうお話になりますので。



ここで、うちの市の公立保育園の給食の人気メニューの写真を一旦はさみますね。

ジャージャーうどん(豚ひき肉の甘辛いあんにきゅうり、もやし、人参などの野菜がトッピングされています)


はい。では、本題に入ります。
保育園では食材の保管、調理過程、配膳の仕方など、食中毒対策はもちろんされていますし、給食室の衛生管理も保健所の指導がしっかりと入っています。そして、それに加えて大事なのが、
調理員さんと保育士さんの健康管理 です。

調理員さんと保育士さんには定期的に検便がおこなわれています。
飲食店のアルバイト経験がある方なら分かると思うのですが、食べるものに仕事として関わる人は検便をして食中毒の原因になるような菌を持っていないかを常に検査する必要があるのです。
下痢などの自覚症状がなくても菌を持っていることがあります。そういった人が扱った食べ物を口にすると、食べた人に症状が出ることがあるので検便はとても大事なことです。

実は、うちの娘、学生の頃、バイトをしていたお店で検便の結果、サルモレラ菌が出たことがありました。娘は全くの無症状でしたが病院に行って診察を受けるように言われました。
かかりつけの病院で診察の結果、健康な人がかかる無症状のサルモレラ感染症は治療の必要はないとのことでした。食べ物に直接さわることがない業務に就くなら働いても良いとのことでしたがね。小さいお店でしたからレジ専門という訳にもいかず、2週間ほどバイトは休みました。(10日ほどで菌は消えるそうです)

保育園の調理員さんの場合は「食べ物にさわらない」という訳にはいかないですからね。しばらくお休みするか、または調理以外の仕事(事務仕事とか清掃とか)をしていただくことになりますね。
保育士さんについては、給食の時間になると職員室や事務室に入っていただいて何かの作業をしていただくとか、事務員さんのお手伝いをしていただくようです。
無症状のサルモレラ感染症は珍しいことではないそうで、日常生活の中で感染するんだそうです。
たまたま、仕事柄、検便をしたら見つかったということになります。検便をしなければ分からないことですから、私達も気付かないだけで普通にかかっているかもしれませんね。

もし、保育園に行っているお子さんが
「給食の時間になったら**先生がいなくなっちゃう」
とか言われたら、心の中で「あー、もしかして」とお察しくださいね。


はい。今日はここまでです。
最後までお読みいただいて、ありがとうございました。