市役所勤務の現役保育コンシェルジュ、ナナです。


今日のブログは保育園や幼稚園のことではないのですが、うちの市でやっている託児サービスのことについて書いてみたいと思います。


どういった託児サービスかといいますと、 

・駅前の商業施設の1室で

・6ヶ月以上の乳幼児さんを

・平日9時半〜12 時半の3時間だけですが

・保育士が無料で預かってくれる

という、初めて聞いた方は

「無料!?ホントに?」

とビックリするようなサービスです。



市がやっていると書きましたが、運営は子育て支援関係のNPO法人に委託されています。


案内チラシの一部分を載せますね↓↓


私、以前から「どんな感じでされているんだろう」と気になっていたのですが、この度、やっと見学というか、様子を見させていただくことができました。

お部屋にはおもちゃやベビーベッドが準備されていて、保育園のお部屋と変わらない雰囲気ですね。
8名のお子さんを預かるということですが、保育士さんは4名おられました。

9時半になると、続々とお子さんを連れた保護者さんが到着されました。
お子さんは抱っこされている赤ちゃんから、2歳児さんぐらいまでの小さなお子さんが多いみたいですね。
さっと靴を脱いで自分でお部屋の中のおもちゃに走って行く子、
お母さんと離れられなくて大泣きしている子、
まあ、それは色々です。
でも、保育士さんは預かるプロですから、どんなに泣いていても、笑顔でお子さんを抱っこで受け取ると「お預かりします。いってらっしゃーい!」と、ママさんに行くよう促します。
ここはね、ママさん、さっと姿を消してしまうのが正解なんですよ。いつまでもいるとダメなんです。預けるって決めたのなら、保育士さんにお任せしないと。

大泣きしているお子さんもね、ママさんが行って10分もすれば、おもちゃで遊び始めます。
これが現実です。覚えておきましょう。

預ける理由は問わないというのが良いですね。
美容室に行ったり、歯医者さんや病院に行ったりという、子どもを連れて行きにくい時に助かりますね。
求職活動をされている方にもおすすめです。

ただ、ですね。
ものすごく大人気の託児サービスでして。
そりゃそうですよね。
とにかく、予約が取りにくい。コレが唯一の難点でしょうか。
多くの方に利用していただくために、初回利用の方を優先しています。1日8名枠のうち3名は初回利用の方の優先枠にしているそうです。あとの5名はリピーターさん。リピーターさんも利用できるのは月2回までと決められています。
予約は電話受付のみとなっているのですが、受付開始時間の13時になると、電話が一斉に鳴り出すという日常だそうです。
まさに、チケットぴあ状態。
電話がなかなかつながらない、つながった時には希望日の予約はすでに埋まっているということが少なくないみたいです。

保育コンシェルジュとして、「子どもが保育園に入れない間の就活が思うようにできない」というご相談を受けた時には、保育園の一時預かりなどをご案内していますが、「こういったものもあるんですよ」と、この無料託児サービスのチラシをお渡ししています。
皆さん、「無料なんですか?」と喜ばれるのですが、「がんばって電話してください!」という話になります。

全国の市町で同じような託児サービスは行われていると思います。
うちの市もお隣の市が始めたので追従した次第ですから。
お住まいの市町の役所で一度お尋ねになられるか、市のホームページの中の子育て支援関係のところで探してみてください。


はい、では今日はここまでです。
最後までお読みいただいて、ありがとうございました。