市役所勤務の現役保育コンシェルジュ、ナナです。
さて、今日のブログは、お盆にふさわしい(?)お話をちょっとしてみたいと思います。
保活には関係のないことになりますが、
現役保育士さんから、実際にあったこととしてお聞きしたお話です。
2歳児クラスの担任をしていた時のことです。
8月に入ると、保育園に来る子どもの数は普段より少し減ります。
保護者さんのお仕事が夏休みになり、その間は家族で過ごされたりとか、
田舎のおじいちゃん、おばあちゃんの家に泊まりに行くとか、
あるいは家族で旅行とか。
その日も2歳児さんは数人だけ。お部屋の中でこじんまりと遊んでいました。
そうしたら、ある1人の男の子がトコトコトコ〜と窓際に走り出して、外の何かを見るように窓の前でピタッと止まりました。
保育士が
「何?何か見える?」
と尋ねると、
「じぃじ」
と言ったそうです。
「おじいちゃん?おじいちゃん、来たの?」と保育士が聞くと、
「じぃじー」と、窓の外へ呼びかけるようにまた言いました。
実は。
その子のおじいちゃんは、ずっと園のお迎えをされていたのですが、少し前に亡くなられているのです。
保育士はハッとしました。
亡くなったおじいちゃんがお孫さんに会いに来られたんだと。
そういえば、もうすぐお盆だもの。
保育士には、おじいちゃんの姿は見えませんが、この子には見えているのです。
保育士は思わず、おじいちゃんがいるであろう方向に向かって頭を下げました。
きっと、おじいちゃんは優しい笑顔でお孫さんを見ているはずです。
この話をしてくれた保育士は「信じない人もいるだろうけど」と言いましたが、私は信じます。
おじいちゃん、お孫さんに気付いてもらえて嬉しかったと思いますよ。
私の父も5年前に亡くなりましたが、それはそれは孫である私の娘と息子をかわいがってくれました。今もきっとどこかから2人の孫を見守ってくれていると思っています。
はい。今日はここまでです。
最後までお読みいただいて、ありがとうございました。