市役所勤務の現役保育コンシェルジュ、ナナです。


うちの市では、認可保育園の案内情報をまとめた冊子があるのですが、毎年、今の時期(7月〜8月)に

「来年度に向けて変更事項はありませんか?」

と各園に問い合わせをしています。


そういう園案内って、市によっては、サイズだけを指定して各園に掲載内容からデザインやレイアウトまでお任せして「そのまま載せます」と、つまり園に丸投げしているところもあるようです。


うちの市では、決まったフォーマットがあり、園名、所在地、保育時間とか入れて、園バスの有無、延長保育の有無などなどをチェックするようになっています。フリースペースもあり、そこに「床暖房完備」とか「大型遊具設置」とか、園が特にアピールしたいことを記載できるようになっています。


実のところ、丸投げする方が市役所にとっては1番楽なんです。

以前、勤めていた市がそうだったんですけどね。

それをやると、各園のセンスがむき出しになってしまうんです。

ウェブデザイナーさんがいるの?と思うようなおしゃれーな内容に仕上げてくる園もあれば、

文字だけの、何かの契約書かと思うような園もあり。


決して、その園案内の仕上がり具合が、園の良し悪しには比例していないんですよ。

本当にコレ、言いたいです!

園のホームページもそうですが、それだけ見て「良さそうな園」なんて、決して思ってはダメです。


園案内がダサくても、ホームページをやっていなくても、あたたかい保育をされている保育園はいっぱいありますからね!


ここだけの話、うちの市で結構クレームの多い保育園のホームページ、めちゃくちゃ良く出来ています。どこかのリゾートホテルかと思うようなホームページになっています。

「あー、コレでだまされちゃうんだな」と密かに思っています。

「見た目だけで決めない」って大事ですよ。

厚生労働省の「よい保育施設の選び方十か条」の中にも書いてあります。


以前から何回かお伝えしていますが、あらためて。


よい保育施設の選び方十か条

(厚生労働省HPより)

①まずは情報収集を

②事前に見学を

③見た目だけで決めないで

④部屋の中まで入って

⑤子ども達の様子を見て

⑥保育する人の様子を見て

⑦施設の様子を見て

⑧保育の方針を聞いて

⑨預け始めてからもチェックを

⑩不満や疑問は率直に


お役所が作ったものですが、コレ、本当によく出来ています。(どこ目線)

保育園選びの真髄がここに書かれています。

私、コレが好きすぎて、去年からうちの市の入園申込みの要項冊子に載せてもらってます。


来年度の入園申込みに向けて、園選びに動き出した方は、この十か条を是非ご参考になさってくださいね。



では。

今日はここまでです。

最後までお読みいただいて、ありがとうございました。