市役所勤務の現役保育コンシェルジュ、ナナです。
以前のブログで、外国からの転入の方が増えてきているというお話をしました。
まだお読みでない方は、こちらからどうぞ。↓↓
https://ameblo.jp/kawaisoujanai77/entry-12747664563.html
先日、ある出版社の営業の方から、「こういう本が出来ました」と紹介されたのが、
保育園版指さし会話帳
指さし会話帳、分かりますか?
私も持っていますよ。
旅行に行く時にめちゃくちゃ役に立つやつ!
(もう何年も行ってないけど)
これの保育園版が出来たんですね!
パラパラと見させていただくと。
例えば入園時に保護者が用意するもの、お手拭きタオルやコップやぞうきんなどのイラストに、英語、スペイン語、中国語、アラビア語などが書かれていました。
これはいい!
私が即決で購入できる権限なんてありませんが、これはきっと、園の先生方のお役に立つと思います。
公立園の数ぐらいは買って、お渡ししたい気持ちです。
さて。
外国から転入された方々は、保育園を希望される方も多いのですが、年度途中なのでなかなか入園が出来ない方も多いです。
それは、日本人、外国人、関係のない今の状況ですね。
3月下旬に来日されたOさんも2歳児のお子さんがおられるのですが、来日された時には既に認可園の4月入園の申込みは終わっていて、自宅近くの園はすでに定員いっぱいになっていました。
企業主導型の園には入園できたのですが、自宅からは自転車で20分はかかる距離で少し遠い。
認可園の申込みをし、何とか自宅近くの園に変われるようにと希望されています。
でも、「誰か退園者が出ない限り入園できない」という厳しい状況ですからね。簡単ではないです。
このOさん、なかなか積極的で社交的な方で。
1ヶ月に1回は必ず、お仕事の帰りに窓口に来られて入園の相談をされます。何か新しい動き、情報がないかと尋ねに来られるのです。
明るい方なので、特にお伝えできることはなくて、ちょっとした世間話のような話で終わってしまっても「じゃ、またね~」っていう感じで帰られます。
何回かお会いしているうちに、私、気が付いたのですが、
日本語がどんどん上達されている!
来日時から、日本語は話されていましたが、今ほどスムーズではありませんでした。
でも、今は全く不自由さはなく、最近では
「そんな言葉、覚えたんだね」
と言いたくなるような単語も出てきました。
「融通(ゆうずう)できないんですか?」とか、
「切羽(せっぱ)詰まる」とか。
すごいよね。数ヶ月で、こんなに話せるようになるんだと感心してしまう。(相談内容とは関係のないところで)
先日も、閉庁間際の時間に来られ、他の職員が対応していたのですが、退勤時間になり私が帰ろうとした時。
私がそっと、小さめの声で「お先に失礼します」と出ようとすると、
「お疲れ様でした〜!」
って、Oさんに言われた!
あなたが言うんかい!?
と、思わず吹き出しそうになっちゃった。
帰りの電車の中でも思い出し笑い。
いや〜、Oさん、おもしろい方だわ。
そのコミュニケーション能力の高さが日本語の上達に結びついてるんでしょうね。きっと、Oさんの職場の方も毎日楽しいと思います。
保育園の入園の方は年度内は厳しいと思いますが、私の今までの経験だと、不思議とこういう方(外国人に限りません)が急にポッと入園が決まることがある。
「笑う門には福来たる」というのは本当のことだと思うことがあります。
実際、4月に企業主導型に入れたのだって、急なキャンセルが出たからラッキーにも入れたって言われてたし。
もし、年度内にOさんが認可園に入れることがあれば、またご報告しますね!
はい、では、今日はここまでです。
最後までお読みいただいて、ありがとうございました。

