市役所勤務の現役保育コンシェルジュ、ナナです。


緊急事態宣言、期限延長されましたね。いつになったら、元の生活に戻れるんでしょうか。


誰も悪くない。悪いのはコロナ。


色んなことがある度に私はそう思うことにしていました。


でも、先日、こんな事がありました。


今、窓口では現況届の提出期間の真っ最中です。

現況届というのは、現在、保育所(園)をご利用中の方すべての方に、1年に1度ご提出いただいているものですが、その主な目的は次の3つです。

①保護者の方々の保育必要事由を確認する。

 →「就労」の人は証明書、「疾病」の人は診断書などを提出していただきます。

来年度の利用継続の希望の有無

③世帯構成や各種届出などに変更はないかの確認


1人のお母さんが来所され、就労証明書の提出が少し遅れてもいいかというご相談をされました。


事情をお伺いすると、

「保育園でコロナ感染者が出て、子どもが濃厚接触者になり、2週間登園出来なくなりました。

私も仕事(接客業)を休むしかなくて勤務先に連絡しました。

2週間経って勤務に戻ろうとしたら、勤務先から陰性のPCR検査結果を見せるように言われ、それを持って行ったら勤務再開出来ると思っていたのですが、店長から


この2週間、あなたが休んだせいで大変な迷惑をかけられた。

これからも働き続けるのなら、週に1日だけにしてもらいたい。


と言われてしまいました」


「え?ひどいですね」

思わず言いましたよ、私。


でも、ここは冷静に話を進めましょう。


そのお母さんは、

「1週間に1日だと収入が減ってしまう。

そんな勤務形態だと保育園は続けられない」

と店長に話しましたが、聞き入れてもらえず。


これって、クビにはしていないものの、実質

「それが嫌なら辞めて」ですよね。


「もう、こんなところでは働きたくないって思って、新しい勤務先、見つけたんです。来週から働きます」


素晴らしい!


「就労証明書は、今月中で大丈夫です!」

そう伝えると、お母さんは少しホッとされたようでした。



でも。

でも。


これで終わっていいのかな?


私の中のおせっかいおばさんが、ムクムクと顔を出してきました。

黙って見過ごすことが出来なくなりました!


「それにしても、その店長さん、ひどいですよね。どこかに相談されましたか?

それは、パワハラですよ」

私がそう言うと、お母さんは顔を上げられました。

そして、

「もう辞めちゃうから関わりたくないって、思われてますか?」

と尋ねると、お母さんは首を横に振り、

「どこに相談したらいいのか、分からないんです」


よしっ。よしっ。


「労働基準監督署です。電話相談も出来ます。

労働局のホームページとか、見てみてください」


その場でスグにお母さんのスマホで、一緒に労働局のサイトを見ました。


あ、ここ!

まずは、ここに電話してみて!



最後は、お母さん、笑顔を見せて下さいました。


帰られて行く後ろ姿に

がんばれー!

って、心の中でエールを送りました!


おせっかいおばさん、満足です。



コロナって、災害みたいなものだから、

皆で理解し合って、助け合って、支えあっていかなきゃ。

アフターコロナの世界が、優しい世界であって欲しい。



さて。

今日は、ここまでにしましょうか。

最後までお読みいただいて、ありがとうございました。