Fim da copa, fim da segurança.
W杯期間中は当初の予想に反して、スタジアム周辺や人ごみの中を通っても身の危険を感じることもなく、サポーター同士の争いも混乱も特になく、日が落ちてから街の中を歩いても問題はなく、安全ボケするほどでした。そりゃそうですよね国の威信がかかっていましたからね。軍隊まで投入していたのですから、治安維持のレベルが上がっていたのも当然です。そんな銃を肩に担いだ物騒な軍警察が辻辻に立っているのだから、わざわざ盗賊が北の方から出張して来るより、W杯が終わって警備が手薄になったころを狙ったほうが得策だと計算していたに違いありません。
私たちの住んでいるところは、病院や学校も多く比較的安全な地区で、ここで何か起こったらリオもおしまいねとタカをくくっていましたが・・・
テレビでグローボのニュースを見ていて、よく見たことのある風景が画面に現れて腰が抜けるほど驚きました。私の生活圏内の大通りに面した銀行の支店に強盗が押し入り、当局と犯人との銃撃戦の末、4人組犯人の一人が銃殺されたということでした。こんな治安のよいと思っていた地区で銃撃戦が起こるとは・・・流れ弾で無関係の市民が巻き込まれる可能性だってあるのですから、恐ろしいことです。その日はW氏が携帯を家に忘れたのをセントロまで届けに行って、近所に出かけることはなかったので事件に遭遇することはありませんでした。さらに立て続けに近所で、バイクに乗った2人組に若い男の人が襲われ携帯を奪われた事件もあり、急激に街の安全が低下していく一週間でした。
さらにW杯開催前に各地で起こったW杯反対デモで、拘束された活動家の開放を要求するデモが、明日ブラジル全土の都市で行われるそうです。デモが行われると予想される場所には立ち入らないよう勧告する海外安全対策室からのメールが送られてきたので、明日の外出には気を付けるか、全く出歩かず家でじっとしているか・・・