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二郎はいま私の仕事を手伝っています。内容は控えますが時間給ではなく出来高制です。ぼーっとしていては1円も入りませんが、上手く合理化できれば時給にして1500~2000円ぐらいにはなると思います。二郎をアルバイトとして雇い時給を支払うことは簡単ですが、それでは頭を使わなくなります。要は報酬を増やすも減らすも自分次第です。

 といって、大学生にもなって親元で仕事をしていてはそこに甘えが生じてしまいます。これからは他人様のお金を貰う仕事をしてもらいましょう。そして、お小遣いは廃止です。私も大学生になってからは家庭に食費として2~3万円ほど入れていましたし、途中から家を出てしまったので、マンションの家賃、水道光熱費、携帯代すべてをアルバイトで賄っていました。

 さすがに家を出ろ!とは言いませんが、自分の遊び金くらい自分で稼げ!とは思います。大学生は半社会人みたいなものです。そう言われるのが嫌なら東大とか理系に行け!といいたい。難関資格を持っていない、そこらの文系学生には卒業の時に得るであろう学歴以外の価値などほぼありません。30代になったら学歴も意味ないです。その人が何をやってきたかの方がよっぽど重要です。自分が社会から(利用)価値のある人間として認められるためには大学生のうちから修行するべきだと思います。

さて、ここで前置きしますね。

今から書くことはあくまで私の考えであり、相いれない人も必ずいます。「あ、コイツやべぇ」と思ったら、すぐに読むことをやめ、別のブログに飛んでください。場合によってはフォロワーも解除した方が良いかもしれません。

 私はあなたの意見も尊重しますが、私の意見を曲げるつもりもありません。考えがまとまっていないとか、どうしたものか、、、と思っている人の参考意見になれば良いな、ぐらいの気持ちで書いています。全く意見の違う人と分かり合えないことは十分理解しています。私の意見に腹を立てたり、反論しようとするのは労力と時間の無駄ですよ。いいですね。書きましたよ(笑

私が大学生アルバイトとしておススメするのは以下の2つです。

 

1)裁量権があり、自分次第で売上UPや職場環境の向上ができる仕事

2)世の中で言ういわゆる底辺職

 

期間を限定する分にはおススメだが、長く続けるのはおススメしない仕事


3)ルールでガチガチのルーチンワーク

4)ホテルマンやウェイター、ウェイトレスなどの接客業

 

そして、二郎には絶対に勧めない仕事

 

5)塾講師

 

ですね。

 

ひとつひとつ見ていきましょう。なぜ、1)をおススメするのか?なんとなく分かりますよね。大学生のアルバイトって社会人の予行演習でもあります。私の意見ですが、一番使えない社会人、それは、、、

 

言われたことしかできないヤツ

 

です。指示したことが終わったら、ボーっとしてスマホみたり、ツメながめたり、枝毛見てるようなヤツ!おまえの給料はどこからきているのか考えろ!って思います。そんなヤツは即クビです。組織の売り上げに貢献しよう!ではなく、お金をチューチューしてやろう!と思うヤツはそういう職場に行ってください。そういう職場は同じような連中が一杯いるので目立たなくなりますよ。腐ってますけどね。そういう職場は、、、

 そういう人間にならないように常に自分は何ができるのか?誰に何をお願いすれば仕事がスムーズに進むのか?それを念頭に置くクセが付くと付かないでは大違いです。

2)は具体的に書くと、警備員、工事作業員、引っ越し手伝い、各家庭を飛び込みで回る営業などです。工場や配送仕分けはまだいいんですよ。それもやりましたが、黙々とこなせば良いのですから。。。この中でも特に心がやられたのが警備員です。私は2年続けたアルバイト塾講師をやめたあとに交通誘導(交通整理は警察の仕事)の警備員をしていたのですが、併せてアップルコンピューター日本法人(経営が傾いていた千駄ヶ谷ビル時代)の補助スタッフもしていました。その業務内容の落差がとても勉強になりました。

 当時インターネットという言葉が認知されはじめ、私はスタッフとしてインターネットの周知やMacWorldExpo等のイベント出展の手伝いをしていました。一部、マニュアル作成も任され、

 

「あ~、俺って知的な仕事してるな」

 

って悦に入ったものですが、その翌日に入った警備員の仕事は真逆です。私は見た目が幼かったので、交通誘導しているとまるで中卒の子が昼間から定職にも付かず、誘導棒を振っているように見えたのでしょうね。ナメられました。そして、片側交互通行の現場は大体渋滞します。するとトラックやバスの運転手から心無い罵声を浴びせられるんです。

 

「バカ野郎!なに止めてんだよ。〇すぞ!」

 

とか

 

「ダイヤが乱れるのはオメーのせいだぞ!」

 

と襟首掴んだ〇武バスの運転手、、、今でも覚えています。そうそう、八潮と吉川を繋ぐ八条橋で工事していた時はタクシーの運転手に中身入りの缶コーヒー投げつけられたっけ、、、うふふ。

 東名高速の集中工事では知り合いが居眠りトラックに跳ねられて死にましたね。私が勤めていた警備会社は道路工事では日本最大の会社だったので毎年、数人は殉職していました。だから自分が死なないためにも所作は軍隊式に徹底的に鍛えられました。だから今どきのぬるい警備員見てるとイライラいします(笑。ところで最近の警備員は道路の真ん中に出て車止めますが、死にたいのでしょうか?相手が寝てたらどうするのだろう、、、あれは道路の端で誘導して場合によってはいつでもガードレールの内側に逃げられるポジションを確保してやるものなのです。何にも学んでないんだなぁと呆れます。

 さて、そんなある日です。本八幡の駅前で道路工事があり、そこで交通誘導していたのですが、休憩時間になり、道路の端によって缶コーヒーを飲んでいると、ちょうど下校時間に女子高生の集団が通りかかったのです。私は

 

「この子たちも俺と3~4歳しか違わないんだよな。。。」

 

と思っていたら、その集団の一人がコチラを見てクスっと笑ったんです。その子がどうしてクスっとしたのか、真意は分かりませんが、それが好意によるものではなく、蔑みの目だったように私には映りました。

 

「なんだ?なんでこの子は俺を嘲るような眼で見るんだ?中卒が日雇いの警備員しているように見えたのか?俺は一応、難関大学生だぞ。数か月前まで塾講師だったんだぞ。いま補助スタッフだけど、あのアップルで働いて責任のある仕事も任されているんだ」

 

という感情がムクムクと沸き上がり、怒りと恥ずかしさで下を向きました。お金がいいからってこんな仕事するんじゃなかった、、、と思ったのですが、同時に気付きました。

 

「警備員とか道路工事の人ってこういう目で見る人もいるのか?俺がいまこういう感情になったのも、学生のくせにそういう職種を見下していたのではないか?俺なんか大して勉強もせず、学校にも行っていない。じゃあ、中卒アルバイトと一緒じゃないか!」

 

と。そう思ったら今までの感情は消え、ひどく落ち込んでいしまいました。自分が変なプライドを持った差別主義者のクソ野郎だということに。それに二十歳そこそこで気づけたことが、これ系のアルバイトをした一番の収穫でした。よって、経験もないのにやたらプライドの高いお子さんにはこの業種、おススメです!世間がその子の鼻っ柱を折ってくれます。

3)はルーチンワークで誰でも覚えられると思いきや、これはこれで辛いんですよね。少しでもルールから外れるともの凄く怒られる。しかし、そのルーチンワークの中には社会の常識みたいなものも散りばめられています。これを知っていると知らないではやはり大違いです。知らない人は基本気付かないので、中年になっても常識しらずな行動を取ります。

 

「ああ、この人、その程度の常識も弁えていないのか」

 

と底が見えた気がします。もちろん、才能が飛びぬけている人は除外しますよ。そういう人は凡百のルールなど破って良いでしょう。これはあくまで私のような凡人のはなしです。

4)これもやってました(笑。おススメです。私は東京ドーム近くのホテルのレストランでウェイターをしていたのですが、まぁ、、、挨拶にうるさい職場でした。まず職場に着いたらロッカーで着替えます。そして、正社員や諸先輩に挨拶するのですが、それを一人でも忘れると怒られます。

 

「〇〇さんがまだお前を見てないってよ!」

「え?挨拶しましたけど」

「〇〇さん、『おう!』って返事したか?」

「、、、わかりません」

「〇〇さんが気付かなかったら言ってないのと一緒だ!おめー大学で何習ってんだよ!」

 

って怒られたなぁ。チーフは中学卒業と同時に沖縄から出てきた人でとにかく大学生を目の敵にしていました。厨房とか洗い場にも挨拶しないとイスラム系の先輩たちが機嫌を悪くします。ひとりひとりと目が合ったことを確認するまでその場を離れてはいけない。これは今の職場でも役にたっています。挨拶によってその場の空気に「自分」を混ぜる。重要なスキルですね~。

 あとウェイターは中国・韓国・台湾系の人、厨房・洗い場はイスラム系で占められている。。。うん、接客には日本人と変わらない風貌の人を立たせるわけね。そうしないと入管にチクられちゃいますものね。勉強になりました(笑

最後、5)をおススメしない理由ですが、

 

ガキのうちから先生と呼ばれて慢心するから

 

です。私自身が大学入学と同時にそのエリア最大の進学塾で国語講師をしていましたので、偉そうなことは言えませんね(汗。一大学生でしかないにも関わらず、進路指導したり、小中学生の勉強、イジメ、親とのトラブルなども対処していました。誰からも

 

「先生!先生!」

 

と呼ばれていました。そのうちになんだか本当に偉くなったような気がしたのです。たかだか十代のガキがです。自分の親とも大して変わらないような齢の親御さんから、相談を受けては上から目線でアドバイスしていました。今だから言えます。

 

本当ーーーに良くない!

 

実はその後、随分経ってからまた、塾講師になるんですけどね。そっちは良いとして、、、大学生の頃の塾講師は思い出しても本当に恥でしかありません。そりゃ、大学生の塾講師がいなければ塾業界は回りませんから、必要なんですよ。経験してみるのも良いかもしれません。ただ、大学生の貴重な時間を塾講師だけに費やして社会に出るのは感心しませんね。

 

勘違いしたバカが世に放り出されるだけ

 

だと(私は)思います。そんな時間があるなら、前述のアルバイトがおススメです。そういうのを経験すると

 

配達の人にも、ウエイトレスにも、飛び込み営業の人にも優しくなれます(コレ重要!)

 

そういう人たちで社会は回っているのです。飛び込み営業は優しくキッパリ断ればいいのです。コイツだめだと思えば次に行きます。私は飛び込み営業のバイトもしていたので、あれが心削られるのは良く知っています。

まぁ、こんな感じでしょうか。ということで、二郎には塾講師は絶対にさせません!東進からしつこいほど勧誘されましたし、早稲田生限定のウェブ制作スタッフにどうか?というお誘いもありましたが、それも要らないですね~。二郎ももう大人です。どこに働こうが自由ですが、塾関係は禁止です!なぜ早稲田で固まらなきゃならないの?せっかくだから就職したら会う機会がなかなかないような人たちと働きなさい!

と思うのでした。ほら、読まなきゃよかったでしょう(汗