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(記:2月26日)

2月26日、望みの薄い慶應(経済)と、自己採点したらほぼ確実に不合格の早稲田(文)の合否が発表になりました。すでに二郎は見る気も失せていますが、見ないわけにはいけきません。

 慶應(経済)は二郎も本当に望みが薄いと思っているらしく、パパっと見てしまいました。

 

 

 

「はいはい、、、知ってました。。。」

 

ということで、次は自己採点ではほぼ間違いなく不合格と出た早稲田(文)です。

時間は10時7分、パソコンで発表画面を用意します。

「いや、自己採点終わったあとですから、落ち着いたもんですよ。お父さん、、、文は無理っす」

 

試験直後とは全くテンションの変わった二郎、、、仕方ないですよね。さて、結果は、、、

「、、、はい」

「残念だったな」

「、、、」

「、、、」

「お父さんさ、、、俺、思ったんだけど。どうせ商も教育もダメでしょ」

「ん~、、、商はワンチャン、教育は五分五分じゃない?」

「だってさ、、、昨日自己採点して思ったけど、入試本番だと俺ダメじゃん。取れた気になってたけど、全然ダメ」

「そりゃ、今までの模試の結果でもそうだったから。初見の過去問は結構取れるのになぁ」

「俺、天に誓っていうけど、絶対に過去問カンニングしてないからね!!」

「分かってるよ。赤本買ってきていきなり解かせた問題も結構あったけど、まぁまぁ取れてたからな。まぁ、今年の受験終わったからいうけど、無意識かもしれないけど、実はお前は極度の上がり症なんだと思うよ。試験版のイップスとかなのかな?本番で100%のパフォーマンスが出せないのは普通だけど、あまりにも日常の過去問演習との差が開きすぎる。試験後、異常なまでにビッグマウスなるのは精神的な自己防衛なのかもな。ちょっとマズいなって実はLINEのやりとりで思ってたんだよ」

「え、そうなの?」

「まぁな、、、といって、受験中のお前に『どうせ出来てないだろ?』とか言えるわけないじゃん」

「そっか、気遣ってくれてたんだ、、、昨日ずーっと考えたけど、中学受験も高校受験も同じだった気がする。俺、本番でダメな人間なんだわ」

「そういう子は一定数いるよ。損だとは思うけど、でも、それは自分で克服するしかないよ

 

また沈黙する二郎、、、

 

「次の発表って3月1日じゃん」

「そうだよ」

「俺、どうせダメだよ。残りの4つも受かってる気がしない。だって、上智が補欠1だもん。その程度で早稲田が受かるだなんて思えない。だから浪人する。結果出せなくてごめんなさい、、、」

 

まだ結果が4つ残っているのに浪人宣言をしました。

 

「、、、いいよ。押さえを受けなかったから、こういうことになったけど、押さえ校には行きたくなかったんだろ?なら、浪人するしかないよな」

「うん、、、俺さ、このまま浪人したら『あともうちょいだった』とか言って慢心すると思うんだよね」

「かもね(笑」

「だから、次は国立狙うよ」

「!!」

「でも数学は苦手じゃん。だからさ、なるべく数学が共テのみで点数比率の低い大学調べたんだ」

 

え?昨日の今日でもう来年の国立大学調べてたんだ。

 

「大阪大学の文学部と外国語学部がいい感じなんだよね。ここにする」

「え、阪大ってお前のジイジとバアバの母校じゃん」

「向こうの親戚を頼れば下宿費用も要らないかなぁ、、、って」

「そんな図々しいことできんわ」

「そっか、、、」

「、、、いいよ。国立行くならアパート代と生活費ぐらい出してあげるよ。現役で早慶のいいところまで食らいついたんだから、お前なら浪人で早慶はイケるだろ。そこを押さえにして旧帝上位大目指せ!」

「分かった」

 

ということで二郎は浪人を決めたようです。確かにあと4つ発表はありますが、時間がまだあります。それに二郎の心が耐えられないのでしょう。

 

私もショックですが、、、まぁ、これが二郎なのでしょうね。。。すでに二郎は予備校を探したり、阪大の攻略法を考え始めています。