本日午後5時に慶應の出願が締め切られましたね。今年の慶應はどれだけ志願者が増えるor減るのでしょうか?私には分かりませんが、例年の動きを見ると

 

2016年 44,797人

2017年 44,845人アップ

2018年 43,301人ダウン

2019年 41,875人ダウン

2020年 38,454人ダウン

2021年 36,681人ダウン

2022年 37,894人アップ

2023年 37,411人ダウン

グラフは代ゼミHPより引用

 

と減少傾向にあり、今年もやや減る、もしくは横ばいではないかと予想しています。偏差値も2017年あたりをピークに緩やかな易化が続いているので、今は6~7年前に受験した子たちに比べればかなり戦いやすいと思います。

 18日の時点の確定数は20,510人でこれは昨年の55%にあたります。土日をのぞきほぼ毎日更新してくださるそうなので、これから数値がどの辺りでフィックスされるのかハラハラドキドキしながら見守ろうと思います(笑

ただし、定員枠条件緩和により易化傾向にあった近年の入試が、各学年枠から大学全体枠になり、移行期間の措置により、定員枠8,000人以上の大学の場合、定員の1.3倍(2023年)→1.2倍(2024年度)→1.1倍(2025年)までと厳しくなるため、

 

2025年から数年は再び難化する危険性が高い

 

です。いま受験生の方は、新課程入試になることもありますし、今年決めてしまった方が良いかもしれません。

次に現状の出願状況を以下に掲載します。これは更新があるたびに反映して掲載していこうと思っています。

 

慶應義塾(昨年志願者総数:37,441人)

現志願者総数:20,510人(昨対比:55%)

(1月16日→18日)

経A(昨年実倍:2.98倍)【ボ偏66.5

現在実倍:1.15→ 1.45→ 1.75

全志願比:3.12→ 3.85→ 3.92

 

経B(昨年実倍:3.84倍)【ボ偏67.0

現在実倍: 1.22→ 1.62→ 2.00

全志願比:-3.69-2.71-2.66

 

商A(昨年実倍:2.43倍)【ボ偏64.5

現在実倍: 0.93→ 1.18→ 1.39

全志願比: 3.04→ 3.74→ 2.42

 

商B(昨年実倍:6.29倍)【ボ偏68.0

現在実倍: 2.04→ 2.67→ 3.38

全志願比:-2.88-2.50-1.04

 

(昨年実倍:3.18倍)【ボ偏64.5

現在実倍: 1.09→ 1.43→ 1.76

全志願比:-1.11-0.07→ 0.58

 

法法(昨年実倍:4.46倍)【法全体ボ偏68.5

現在実倍: 1.43→ 1.81→ 2.29

全志願比:-3.27-4.20-3.55

 

法政(昨年実倍:3.79倍)【法全体ボ偏68.5

現在実倍: 1.23→ 1.63→ 2.05

全志願比:-2.94-1.89-0.81

 

※太字は二郎が受験する学科or受験方式です

 

見方ですが、昨年実倍は補欠合格を含めた昨年の実質倍率、現在実倍は "(速報日の志願者数×昨年の実受験率)/ 補欠含む昨年合格者数 "です。これが"その日のみなし実質倍率"とします。

 全志願者比は大学全体の志願者増加スピードよりも速いか遅いかを百分率で表しています。つまり""なら大学全体よりも早いペースで志願者が増えている。""なら遅いペースで志願者が増えているということです。もちろん受験者としては""の方がライバルの増加が遅いということで嬉しい状態となります。

経済・商ともA方式の出願スピードが速いですね。A方式は国立第一志望者向けの枠です。ということは超難関国立志望者が早めに出願しているのでしょうか?昨年の流れが分からないので不明ですが、今のところ経済B方式の出願スピードが遅いのはありがたいです。少しでも最終実質倍率が下がることを期待します。

慶應・法といえば法律学科が地獄で、政治学科がラクだということは(慶應の)塾内でも有名です。附属高生に一番人気が法学部政治学科(ホウセイ)なのはその証拠でしょう。昨年は法律学科が人気でしたが、それまでは比較的政治学科の方が人気だったようです。ただ、今年も法律学科が人気みたいですね。法科大学院の司法試験合格者が多いので司法試験本気勢が狙っているのかもしれません。