二郎、、、高校を退学しました。頭痛が原因とはいえ、2カ月学校を休んでしまったことと、、、それによる理系科目の成績急落、2学期の期末テストでは赤点が複数科目で確定したことが大きかったです。三者面談では

 

「2月に行われる河合の全統を受けてください。それの結果如何では今のコースに残ることができるかもしれません」

 

と言われました。その日に模試を申し込み、20日後あたりに学年末テストを受けたのですが、挽回できるほどの結果は出ませんでした、、、その後の面談では担任から

 

「残念ながら学校で一番下のクラスに決まりました」

 

と言われました。とても言いづらそうでした。

 

「わかりました。その、、、二郎はすでに理系科目に対しての情熱が消えてしまったようです。なんとか私立文系コースに入れて頂けないでしょうか?」

「お気持ちはわかりますが、、、この学校ではそういう対応はできないんです。今後も数IIIも物理も化学も受けて卒業に必要な点数を取って貰う必要があります」

 

二郎は黙っていました。

 

「二郎君、、、難しい学部を目指しているって先生聞いた時は素直に応援していたけど、どんな理由があるにせよ。。。この点数では難しいよ。先生も君は私立文系に進んだ方が良いと思うけど、この学校ではその対応はできないんだ」

「、、、じゃあ、僕は辞めた方がいいんですか?」

「学校がこんな対応しかできないのが、本当に心苦しくて、職員会議でも議題にあげたんだけど、カリキュラムの穴を埋めるために君だけ一部2年生の授業を受けるとか、しなくちゃいけなかったり、色々と煩雑な手続きが多くて、、、学校では受け入れないという決定が下されたんだ。3年生でも下のクラスとはいえ理系コースに居続けるのは、、、先生は無駄が多いと思う」

「つまり、二郎は辞めた方がいいんですね」

「、、、いまは通信制に入るっていう手もありますし、高卒認定試験もあります。私立の文系なら点さえ取れば合格できますから、体調不良の多い二郎くんはそちらの方が合っていると思います」

「二郎も学校が好きだと言っていますし、親としては正直、この学校で卒業して欲しいです」

「もちろん、私も居続けて欲しいです。ただ、、、文系コースへの変更はできないんです」

「どうしてもダメですか」

「すいません、、、」

 

ということで辞めることになりました。面倒見の良い学校だっただけにとても残念です。コースの変更ぐらいなんとかならないの?とも思いましたけど。。。高卒認定試験を受けるということも考えましたが、担任のすすめもあってある通信制高校に転学することになりました。

 高校での再試験はなんとかクリアしたため、高校卒業に必要な理系単位はすべて取得済となり、通信制高校では論理国語、日本史探求、保健体育のみの履修となりました。2期制なのでレポートを提出し、前期・後期試験で単位を取れば晴れて高校卒業となります。中高一貫の私立中学に入学した時、まさか3回も学校が変わるだなんて思っていませんでした。

小学校の頃から国立理系に進学して欲しいと思っていまいたが、結局彼は私立文系を目指すことになりました。親の希望とは真逆、、、でも良いです。彼が決めたことです。高校受験の頃までは親が導いてあげるつもりでしたが、彼も立派になりました。彼の自主性を大切にしたいと思います。

あと、色々な治療を行いましたが、彼の頭痛は治っていません。年に数回、一度始まれば1カ月近く動けなくなるほどの強烈な頭痛に襲われます。これが彼の人生を狂わせてしまったのは間違いないですが、それとも付き合っていくしかないですよね。ストレスを減らし、睡眠時間を確保して、彼が楽しいと思えることに全力投球できるよう見守っていこうと思っています。