久々に社会的なことを…。 | ◇◆◇ My Palette ◇◆◇

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先天性の重い筋疾患と闘いながら、アーティスト活動をしている『河合正嗣』のブログ。

皆さん、こんばんは。

今朝、NHKのニュース番組の中で、新企画の「
DATAFILE.JPN」というシリーズの第1回をやっていて、そのタイトルが『女性が消える社会』と衝撃的な内容だったので、それに関して思うことを書きたいと思います。

内容は、女性が姿を消す不可解現象ではなく、地方都市から進学のために上京した女性たちが戻ることが減って、大学卒後に地方の雇用需要が少ないのを理由に東京に留まったり、上京する20代・30代の女性が急増している現象について探るモノ。

これに関して、私は雇用の問題は関係ないと思っています。

実は、地方(都市・郊外)の雇用需要は、高齢化とともに福祉業界で人手不足の危機に曝されていることから、賃金のことを除けば上京や東京に留まる理由にするという考えは、あまりに短絡的発想としか思えません。

また、東京に暮らしながら2つの職に就いている人も中にはいるそうで、ただの個人主義な意識が強くなっての現象だと感じました。

その意味で、このタイトルは「消える」を「捨てる」でもいい気が…。

私は、どちらかと言えば東京は海外へ飛び出す通過地点であり、目的地にするだけの魅力を感じないので理解ができません。

まあ、自由で便利な暮らしが地方よりもありますが、何となく根拠のないステータスの高さだけを求めている印象で、それはどこにいようとも本質的には同じです。

それ故に、首を傾げてしまうのです。

だから現在、地方で暮らしていて漠然と目標なしに上京を考えていたり、単なる意地で東京を離れられずにいる人に一つだけ提言しますが、己の中心へは憧れの場所へ行くだけでは辿り着けません。

さまざまな経験と努力を積み重ねれば、どこにいようとも必ず「ここだ!」と思える場所に気づくので、あえて地方を私はおすすめします。

でも、他人の行動に口出しできないというか、彼女たちの多くには耳障りな説教としかならないと承知ですけど、どんな選択をしても真の自由には何よりも重い責任があることは、自覚していてほしいと思います。

ちなみに、これは性別関係なしの問題です。