こんにちは♪めしょんです。
『覚醒』
10代のとき、私は飲食店で働いていました。
そのときに、洗い場を半年やっても
全然仕事を覚えられない男の子がいて
その男の子が洗い場の日は、
洗い物がたまっていくのでした。
お店としても、どうしたもんかなぁ…と頭をかかえ、
その彼自身も、悩んでいたのかもしれません。
ある日、デシャップと呼ばれるポジションの人が
急遽、仕事にこれなくなって、
※デシャップとは、サッカーで言うとボランチみたいなもので、
調理場とホールを繋ぐ重要な役割です。
デシャップが優秀だとお店はスムーズにまわるポジションです。
その男の子が、デシャップに抜擢された日があるんです。
頭の回転が必要なポジションなのに!
やったこともないポジション。
飲食店にとって重要なポジション。
それをいきなり任された彼は……
その日、覚醒したのです。
予約だけで満席に近いバタバタの日。
調理場とホールを繋ぐポジションが止まれば、
お店全体が止まってしまうような日に、
彼はシャーマンキングみたいな顔で
「ベストプレイスやぁぁ!!」と、
そこが天職のように躍動したのです。
「適性」って大事だなぁと
深く感じた一日になりました。
深夜番組だと、おどろくほど光るのに、
ゴールデンになると、光を失う人もいる。
ローカル番組だと、大御所にも負けない人でも、
全国ネットだと、光を失う人もいる。
YouTubeだったら光る人もいて、
ベースランニングなら陸上選手より速い人がいて、
ワントップなら異常に活躍できるサッカー選手もいて、
特定の人が隣にいたら、輝ける人もいる。
どれが偉いとか、
どれがスゴイとかはなくて、
自分にピッタリな適性を見つけられた人は素晴らしい。
洗い場で、全然活躍できなかった彼は、
ポジションチェンジをして躍動しました。
そんな彼は、『そんな重要なポジションは
自分にはできない!』と思っていたけれど、
やるしかなかったので、やってみたら向いていた。
適性を見極めてからは、自信が出てきて、
苦手だったその他のことも、できるようになった。
(なんなら彼女もできた)
「私はだめだ」
「怒られてばっかりだ」
「全然うまくいかない」
って自分を責めてしまうことがあるかもしれないけど
ほんの少し、動いてみな。って。
適性が合っていないだけだから。
輝けるポジションは、必ずあるんだ。
ピッタリとはまるパズルのピースが必ずあるように。
いままで
「自分にはできるはずがない」
って無意識にさけてたことが
じつは、ミラクルフィットするかもしれない。
苦手だと思い込んでた食材が、
突然美味しくなる日があるもんね。
自分の可能性は、自分で見つけていこう♡
宝探しみたいに、探すこと自体を楽しみながら。