今日は近所を散歩しておりまして、
「歩いたことないところを歩いてみよう」
って思いましてね。
てくてくと散策していたのです。
てくてく……。
すると、なんとなく懐かしい気持ちになる
小道を発見したんです。
普段なら絶対に見つけられない道。
普段なら見つけても通らない道。
でも
小さい頃は
絶対に探検しに行った道！
小さい頃、よくわからない道を発見すると
絶対にそこに行きませんでしたか？
道なのかなんなのか微妙な道。
木のトンネルみたいな道。
小さい頃、そういう道を見つけると、
すぐにその道を進んで親によく怒られていました。笑
今日私の目の前に現れたのは、
その時の気持ちを呼び起こすような道。
大人になってから、こう言う道を歩かなくなったな――。
「行くしかない――」
そう思って、住宅街からそれて
山のほうに進んでいくこと10分。。。
ちゃんと迷いました
久しく歩かれていない道。
道のわきにはお地蔵さんが
てんてんと置かれていて、
それを目印にしてたのですが
お地蔵さん多過ぎ問題が発生し、
しっかり迷いました。
そしてそして……。
迷った挙句辿り着いたのは、
めっちゃくちゃ景色のいい場所。
花が咲いていて、風が気持ちよくて、
天気がよければ、隣の県まで見えそうな場所。
（京都は盆地なので景色がいいところが少ないのです）
「うわぁ」
と声が出て、しばらくその場所を楽しみました。
そして、帰りもちゃんと迷いました。
でも、お気に入りの場所ができました。
小さい頃、一番道に詳しくなった瞬間。
それが道に迷ったときだったんです。
わけのわからない道に進んでいき、
ちゃんとそこで迷い、
迷いに迷って、道に詳しくなる。
人生だってそうだ。
道に迷ったとき、その道をよく知れる。
迷った先に、綺麗な景色が現れることもある。
だから迷ってる時間も楽しむのだ。
そしたらきっと、良い道になる。
今日歩いた道みたいに。
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美言2847『道に迷ったとき、道に詳しくなる』