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エントリー⑨

ペンネーム あすちん

 


私には忘れられない父からの言葉がある。

 

それは時間についてだ。

 


中学1年の最初のテスト。
5教科の点数の合計は自分が思っていたよりもよくなかった。
1番好きな英語の点数は特にだ。

 


帰宅後、父が言った。

 


「いいか、英語が好きだからあえて言う。
英語は世界共通語ではあるが、全世界共通の言葉ではない。

全世界共通のことって何だと思う?
時間だ。

1日は24時間。これは日本だけじゃなくて、
世界中どこの国に行っても1日は24時間。これは全世界共通。

その全世界共通の時間を自分がどう使うか
今後、その時間を活かすも活かさないも自分次第。

まだ1年生の最初のテスト。
これから伸びる可能性を信じて、その時間を活かして、
“よくやったな”と言わせてくれ。信じてるから。」

と。

 

 

その時なんだかハッとした。
世界共通語は英語。でも、全世界ではない。
時間は有限というが、これは日本だけじゃない。
全世界共通のことなのだ。
当たり前のことかもしれないが、父は気づかせてくれた。

 

 

また落ち込んでいた私に、
もっと出来るんだ!という可能性も教えてくれた。
信じている父に「よくやったな」と言われたい!言わせたい!

 


心を動かされた私は反省し、
なぜできなかったのか、

活かせることは何なのか。をノートに書いた。
だらけている時間が多かったから、

その時間を少しでも勉強に充てた。

 


3年生までの間、最初に取ったテストの点数をとることはなかった。
5教科の合計が350点ほどだった点数は、
その後上がり続け、最終的には430点ほどになった。

 

(英語の点数は最初は80点ほどだった。
間違いなく100点!と思っていたからこそ悔しかった(笑)
1年生の期末テストからは、ほぼ90点台もしくは100点だった)

 


また、当時は10段階の相対評価だったのだが、
体育・美術・音楽・保険などの科目を含め、
体育以外はすべて8を取り、体育のみ9を取った。
(ここだけ英語ではなかったのが、最大のオチだ(笑))

 


志望高校にも無事合格し、
「あれから2年。もうすぐ3年。よくやったな。おめでとう!
これから先も時間を活かし、高校生活頑張ってくれ」
と言われ、泣いた。

 


そう、父は“あの時のこと”を覚えていたのだ。

 


ちなみに高校は、英語が好きなことを活かし、
英語が勉強できる学校に行った。

 


あれから●●年経ったが、今でも忘れられない言葉だ。
あの時言ってくれた父には、今も感謝し続けている。
1日24時間という全世界共通の時間を、

これからも私は活かし続けたい。

 

エントリー⑨

作 あすちん


 

 

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