『ねぇ、なんで
ニュースは暗い話が多いの?
暗いことばっかりなの?』
「そうだね。
ゴシップ記事やスキャンダル
災害や、政治家の不祥事のニュースが
たくさんあるね」
『ニュースは、
視聴者が見たいことを報道するから
世の中の人は人の不幸が好きってこと?』
「確かにそういう見方もあるかもしれないし
そういう一面があるのも事実だね。
でも、こう考えてみるとどうだろう?
ニュースというのは、
“めったに起こらないこと”
しかニュースにならない。
当たり前のように起こることはニュースにならないでしょう?
ということは、一番最初に言った
暗いニュースが多いということは
『世の中が暗いことばかり』というわけじゃない。
むしろ、逆だ。
当たり前のことはニュースにならない。
だからこそ、暗いことがニュースになるんだ。
つまり、僕達が生きてる毎日は
いつも明るくて、いつも幸せで、いつも安心できる
そういう世界が満ち溢れていると考えることができる。
暗いニュースが溢れている時は
暗いことが一杯起きてるんじゃない。
それが珍しいくらい、普段が明るいんだ」
『そうか! 暗いことがニュースになるんじゃなく
“めったに起こらないこと”がニュースなんだ!
幸せなニュースもそうだもんね!』
「そう。だから、暗いニュースばかり……
って暗い顔で思うよりも
『ってことは、毎日が幸せで溢れてるってことか!』
って考えられた方が幸せになるよ。
そう考えると、嬉しいニュースを見ても
暗いニュースを見ても、明るい自分でいれるのだよ」
※ 男の子に突然話しかけられた主人
より抜粋
……いや、新元号の発表があった
明るくて、新鮮なニュースの日に
何を書いとんねん!笑
って思いながらも、
それでもいい話だなぁと思って書きました。