エピソードアワード2018~春~

<読者様から送られた、素敵なエピソードを公開していくコンテストです。>

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エントリー⑮

ペンネーム 清くスクスクさん

 


【キヨスクのお姉さん】

いつも、使っているいる駅にキヨスクがあります。
学校が複数あったり、会社も多くあることもあり、
朝のラッシュ時には多くの乗客が
どんよりとした空気の中、無表情に人と人がただひたすらに歩きます。


沢山人がいるのに、孤独。
そんな雰囲気をまとったかのような時間です。


その中で、私の心のオアシス、キヨスクがあります。
いえ、心のオアシスは、キヨスクのお姉さんです。


そのキヨスクのお姉さんは
サラリーマンのおじさんが新聞を探していると
「あっ、日経ですね! こっちです!」
そのお客さんがいつも読んでいる新聞を覚えています。

 

そして笑顔で「日経ニッコリです!」という

渾身のギャグが受けなくても

「今日も頑張って下さーい!」と叫びます。


新聞を買ったおじさんは、改札に向かう時も
新聞を片手に、嬉しそうな顔をしています。


もしかしたら、このおじさんは
新聞よりもあのお姉さんを見たいのではないか?

と思うほどです。


次のおじさんも、また次のおじさんも
同じように、その人が読んでいる新聞を覚えていて、
「今日はいつもよりさらにお元気そうですね!」
「良いことでもあったんですか?」
「もっといいことがありますように!」
そんな言葉と共に、朝のサラリーマンに手を振りながら送り出します。


おじさんもお兄さんも、とても嬉しそうに改札に吸い込まれていきます。
どんよりとした空気が清浄されたかのように
オアシスを通った人たちは、癒されていきます。


めしょんさんが、「すべてのことは人と人でできている」って
おっしゃっていたこととピッタリと繋がると思いました。
お客さんを人として見るってこう言うことかと思いました。


実はそのお姉さんは、私のことを名前で呼んでくれます。
友達が私の名前を呼んでるのを聞いてくれていて
「きよこさんって言うんですね、素敵な名前」と言ってくれました。


私と友達が話している中で漏れた何気ない一言(名前)を
しっかりと聞いてくださっていたのです。


「平凡な名前なんで、はじめて言われました」
私がそう返した時、お姉さんは笑ってこう言ってくれました。


「お名前は一番のプレゼントですから」


めしょんブログを読んでいると確信しました(笑)


思えば、生まれて一番最初にもらったプレゼントが名前で
名前を大切にするって、自分を大切にすることだなって思って
人の名前を呼んだり、大切にするって、プレゼントだなって思って


私も、お姉さんのように、

元気や、笑顔。そんなたくさんのプレゼントを配れる人になって

人の名前を大切にできる人になりたいなと思いました。
 

 

エントリー⑮

作 清くスクスク


 

 

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