こんにちは♪めしょんです






~神々達の対談~


「さぁ、狂いたまえ」


この言葉と共に、その夜会は開かれた。


古びた、8畳と10畳だけの小さな建物
風が吹くとガタガタっと扉が揺れる音と
松の木が揺れる音がした。


そんな中、5人の神々の話がはじまった。


「今日、集まってもらったのは他でもない
今の日本。っていうか日本人、ちょっと病んでない?ってことで
ちょっとここ、どうにかしたいなー思って。
そんなわけで集まってもらったわけなんだけどね」


彼の名は吉田松陰
日本の歴史上もっともすぐれた人物の一人であり
命をかけて日本に革命を起こした男だ。


「いやいや、確かに。
文明は驚くほど発達し、ほぼすべての不自由がなくなった。
しかし同時に、生きる意欲もなくなった。ということを感じますな!」


(松陰)
「意欲もなくなった?というと・・・」


「だってほら、最近で言うとモチベーションっていうのかな
なんかそう言うのがありません!みたいなこという人が多いわけなの
そりゃそうだよね、何もしなくても生きれちゃう時代になったんだから

でも俺なんて、めっちゃ靴温めたしね。ノブの。ほらノブったら冷え性だから
不自由やったからこそ、懐でノブの草履を温めたわけじゃん?

モチベーションなんてないわけよ。ハッキリ言って。
正直そこそこ臭かったしね

『草履!温めたくてしかたありません!』とかないわけじゃん?
せやけど生きるために誰かに尽くしたかったわけよ。
ほんで天下統一したわけでしょ?」


(松陰)
「なるほど・・・秀吉くん曰く、
不自由じゃなくなったのに、自由に生きないのはおかしいと」


(秀吉)
「そう!俺らが天下統一とか明治維新とかそういうのしてたのって
自由になりたかったしでしょ?ほんで結局、松陰くんも黒船乗りてえ!
とか言って突入して罪人なっちゃったわけじゃん。」


(松陰)
「うん。だっておっきかったんだもの。
ゾウさんよりおっきかったんだもの。
船首でタイタニックとかしたいなと思って。」


(秀吉)
「でも、今それ罪になんないじゃん!!
俺らんときなら即アウトだよ!
今は海外にも行けるし、職業は自由に選べるし
選択は無限にある!!

し・か・も!!

時代は情報化社会が完全成熟した時代だ。
付き合う仲間まで自由なんだぜ?
俺らの時みたいに、生まれた場所ですべてが決まったりしないんだぜ?
100人に嫌われてもあと70億人と繋がれるんだぜ?
なのに自害とかするわけじゃん。気を確かに!って思うわー。
繋がって繋がって繋がりまくったら、繋がり方も見えてくるのに!」


「マジだわそれ、ひでよっちゃん」


(秀吉)
「うわっ!ビックリした。シャネルやん。」


秀吉はビックリした仕草を見せたが
シャネルの香りに引き寄せられるように
近くに座った。


(シャネル)
「日本がヤベーって松陰くんが言うんで来たの。
ほんで、よく見たら、皆あれよね。
同じ進路を辿り、同じものを身につけ
同じ考えでないといけないと思ってるんだよね。

わたしはそこにビックリしたわよね
私の成功の鍵なんて
どれだけ笑われても、皆と同じ格好をしなかったからなのに」


(松陰)
「女性目線の話を聞きたいね。」


(シャネル)
「そうね、日本の女性は未来に絶望してる人が多いわね
『私には可能性がない』みたいなのを若くして思っているの
可能性なんて作っていくもんなのに」


(松陰)
「ちょっといい感じの言葉でくれる?めしょんさんのブログなんで」


(シャネル)
「『可能性があるからやるのではなく
やるから可能性が広がるのよ』
ってことね。

例えば、イイ男性を掴む可能性がない
とか思ってる女の子を多く見かけるけれど
常に綺麗にしとくのよ。女はね。

だって今日、運命の人に出会えるかもしれないわけでしょ?
運命の人に出会ってから自分を磨いたって間に合わないわ
だから、可能性がなくなるのよ。

今日、最高に綺麗で、今日最高に可愛く生きるのよ。
そうしたら、可能性って言うのは広がっていくの。

未来に絶望するんじゃないわ
可能性は未来にあるわけじゃなく
可能性は今つくっていくのよ。」


(松陰)
「グッときた。」


(秀吉)
「いいにおいする。」


(シャネル)
「あとね、逆境で悩んでる人多いけどね
人生がわかるのは、 逆境のときよ。
今そこに立ってるんだと自覚すると、全員がチャンスだと気付けると思うわ」


(松陰)
「グッときた。」


(秀吉)
「いいにおいする。」


「鼻をひくひくさせるな、秀吉殿」


(秀吉)
「おっ。せいとくたこ」


(聖徳太子)
「いや、ビリギャル見過ぎな。

私が思うのは、あれだ・・・
なんていうか古すぎて私の名言が超少ないのとか凄いいや。」


(秀吉)
「でも、ほら、8人に同時に話されても大丈夫!みたいな
イナバ物置みたいなキャッチコピーあるじゃん」


(聖徳太子)
「いやいや、でもほら、口は一個ですから。
それにあれは、きっと『聞く大切さ』っていうのを伝えたかっただけやし」


(秀吉)
「あ、でもぐぐったら結構出てきたよ。
・・・うん。なんていうかあんまり名言じゃないけど。
・・・あ。じゃあ聞くの上手だし聞いててくれる?」


(聖徳太子)
「うん。そうする。頑張ってうんうん。言う。」


(松陰)
「じゃあ・・・まだ、お話されていない孔子先生、お願いします」


(孔子)
「待ったわー。凄い待ったわー。
まぁ、私の言いたいのはね。っていうか私の名言聞いてくれる?」


(いいともー! ※部屋の隅から聖徳太子)


(孔子)
「『その人を知らざれば、その友を見よ。』
っていうのが私の有名な言葉の中にあるんだけどね?
星の数ほどある有名な言葉の中にあるんだけどね?

この意味わかる?」


(秀吉)
「はいはい!!類は友を呼ぶから、周りを見たらわかる!ってことだね!」


(孔子)
「うん。浅い。
その人を知りたければ、その友を見よってのはね
スゲー奴って、スゲー奴と友達だと皆思ってるのよ。
だから『私は人脈がないから・・・』とか言い出すわけ

でも、秀吉君は信長君に尽くしまくったよね?
あれなんで?」


(秀吉)
「はい!はい!!勝たせたいから!!
正直、最近はドラマとか映画とかで悪役にされることが多いけど
ほんまはめっちゃ勝たせたかったから!」


(孔子)
「うん、そうでしょ?
自分の大切な人に、尽力を尽くしたわけでしょ?
損とか得とか関係なく。

損とか得とか考えるから、自分だけが得をしたい貧しい考え方をうむわけ」


(松陰)
「これは、面白そうな話ですな!是非続きを!」


(孔子)
「もし、自分だけが得をしたいって考えて
短期間的に得したとするじゃない?
でも、今度へこんだ時に誰も助けてくれないよね?」


(松陰)
「しかも、皆離れて行きますな」


(孔子)
「でも、秀吉くんは信長くんに尽くしたし
松陰くんは歴史上何人も名前を残す生徒に尽くしたでしょ?
自分の持っているもん全部出したでしょ?
損とか得とか考えずに全部尽くしたでしょ?
出し尽くしたでしょ?

だから、あなたたちの周りには偉人と呼ばれる人ばっかりなわけ。
『その人を知らざれば、その友を見よ。』っていうのは
その人が、どれだけ周りの友に尽くしているかが一瞬でわかる言葉なわけよ」


(松陰)
「グッときた。」


(秀吉)
「あんまりいいにおいでない。」


(孔子)
「周りの人間を勝たす人間が、
必ず勝つんや。この世界っちゅうのはな」



(松陰)
「本当にいいお話を聞くことができました。
本日は、お集まりいただきありがとうございました

それでは最後に・・・私の話を。


私は、法律をやぶって、罪人となりました。

そのつぐないは死罪でつぐなえるのかもしれない。

しかし!

自分の志をやぶってしまったら、いったい誰につぐなえばいい!?
つぐないようがないではないか!


しかし、今は挑戦しても罪になるわけじゃない。
新しいことをしても罪になるわけじゃない。
おっきい船でタイタニックをしても罪にならない。

自分の人生に狂うほど情熱を燃やして下さい
自分の人生に狂うほど感動して下さい
自分の人生に狂うほど熱中して下さい

すべては今からできる。


さぁ、狂いたまえ。


どうもありがとう。」




揺れていた松の木は
何事もなかったかのように音を止め
ロウソクのにおいと、シャネルの香水の香りだけを残した
誰もいなくなった松下村塾には

あるはずのないチャイムが鳴り響いた。


はじまりのチャイムが鳴り響いた。


あなたの胸に鳴り響いた。




~神々達の対談~







美言1045『さぁ狂いたまえ』

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