※この物語はスーパーフィクションです。


『おーーーーー!なんか雰囲気変わったのぅー!!
恋でもしとるんか!?恋でも!』


おでんより温かい言葉が一番に飛んできた。
見た目が変わったなんて今まで言われた事なかったから
この何気ない一言が心の底から私は嬉しかった。


「おっちゃん、熱燗一合頂戴♪」


『おっ!今日は熱燗か!外は寒くなってきたからな。』


「それもあるけど、おっちゃんと一緒に飲みたかったの」


おっちゃんは顔を真っ赤にして嬉しそうに
もう一つおちょこを持ってきた


『じゃあ、乾杯じゃな!』


「何に?」


『新しい自分の発見に決まっとるじゃろうが!』


「ははは!そか。じゃあそれに乾杯」


私は、エリカさんから学んだ事、【oMaMe】のコートを買った事
それを支払う為の逆転劇。今までの事を夢中で話した。
そして…これから自分がどうやって変わっていくか?ってことも。


「おっちゃん。この前、進化してる人間に人は興味を持つし応援したくなる
って言ってたよね?」


『そうじゃったかの。まぁ今のお前さんを見たらそうなんじゃろうな』


「私、進化してる!?」


『ちびっとだけな。見た目は結構変わってきたの
髪型も、服装も、その…
スタイルもじゃ。』


おっちゃんは恥ずかしそうにスタイルをほめてくれた。
実はこの1ヶ月で5キロ痩せる事ができた
もう少しであのコートも着れるんじゃないか?って位な気持ちだった


『ダイエットをしたのかね?』


「ううん。歩き方を学んだから、それは常に意識してるけど
これと言っては何もしてないよ」


『それじゃな。ポイントは。
綺麗な体を作るのは、日常より頑張るぞ!!っていう
世間で広まるダイエットじゃないんじゃ。
日常を丁寧に生きる。日常を整える。それが全ての秘訣じゃ』


「ふーん。おっちゃん、わかりやすい。どこで学んだのかしら。」


『…ん?さては【かわいくなる為の素敵な100の美言】を読んどらんな?』


「…え?」


『いや。なんでもない。
それに仕草も女っぽくなってきたな』


…仕草。これはエリカの仕草なんかをずっと見てきたからだろう。
指先まで行き渡るエリカの美意識は、体という枠を超え
その周囲一体まで魅力を振りまいていた。


日常にしても、エリカの食生活や美容法、睡眠等、多くのものをコピーした
イメージや立ち方一つで大きく体系は変わる事を学んだ。
何より…エリカの呼吸と合わせたらそうなった。


『そうじゃ。そこに座っとるひげのお客さんいるじゃろう。
彼はモデル事務所の社長さんじゃ。』


ーーそれを聞いて私は思わず帰りたくなった。
今の私は見られたくない。あと数ヶ月後なら…


そう考えてると、その会話を聞いてたのか、その社長さんが横に腰掛けた。


『隣、いいかな?』


「ははははいーーーーーっ!!」


(猛烈に帰りたい!思わず【は】を4回も言ってしまった!帰りたい!)


この時、エリカが言った一言が思い浮かんだ


ー『現実なんてね。自分が勝手に創り出した幻想なの。思い込みで創ってんのよ
現に、あのショーウィンドウの前にいた日から随分と変わったでしょう?
次はそのコートが似合う現実を創ればいいのよ。』


…チャンスやキッカケって言うのは、いつもすぐそばにあって
それを見つけられる自分になってるか?掴める自分になってるか?
だけなんだ…。これはピンチじゃない、チャンスだ。


『君はモデルをやりたいのかい?』


「いや……。はい!やりたいと思ってます!ランウェイを歩きたいです!」


『はははっ。ランウェイはちょっとアレだけど
スナップからなら今度うちで撮ってみるかい?』


思わず、さっき食べた白滝が鼻から大量に出てきた


「とととと…撮ってみます!…いや。お願いします!」


『…その前にその白滝取ろうね。じゃあ。僕はこれで』


彼は名刺を置いて帰っていった。


「おっちゃん。。どうしよう!私、失敗したかな…」


『いやいや。いい出しっぷりだったぞ。
あのお客さんは気に入らなかったら名刺なんぞ置いていかん。
いいか?今アンタは、【欲しい!なりたい!】っていうゾーンから
【必要】なゾーンに入ったんじゃ。』


「必要なゾーン?」


『そうじゃ。今までは綺麗になりたい!っとか思っとったじゃろう?
でもそれだけじゃ人は変わっていかないんじゃ。
なりたい!っという願望は最も必要な要素じゃがな。
同時に今の自分は違う。っと脳が思ってしまう場合もある』


…なるほど。欲しい。だけでは今までも手に入らなかった。
でも、あのコートが私に相応しい。っと思ったら手に入って
その為に資金が必要だ。って思ったら手に入った。


おっちゃんは私の目を見て、絶対に聞き逃すな。
っという眼光で続けた


『しかしこの、【必要性】という奴はそれ単独で動くとただの【義務】になるんじゃ
ならなければならない。っという制限的なものにもなるわな。
【なりたい!っという欲求】があって【必要性】というのは
はじめて、大切なものになるんじゃ。』


…聞いた事ある。。。have to~じゃなく want to~が大事だって。
でも今までも綺麗になりたい。痩せたい。って思っても何もならなかったし
全然腑に落ちてなかった…
そこに必要性が加わると……。


なんだか体に電流が走るような感覚だった。


「おっちゃん。ありがとう!今日は帰ります!また、報告にくる!」


『そうじゃな。待ってるわい。』




…あのおっちゃんは何者なんだろう?
それより…今はやりたい事もやるべき事もたくさんある!


早速今日の事務所の社長にメールしてみよう
今までの自分だったら絶対自分からメールなんてできなかった…
これが必要性か…


夜も遅く、強烈に寒い中、熱い思いを膨らませながら
私は自宅へ猛ダッシュした。





つづく




<<ステージ3へ           ステージ5へ>>

ーーー次回ステージ5ーーー

最新をいち早く読みたい方はメルマガ通常版 の中にある
VIPルーム登録フォームからご登録下さい♪



かわいくなる為の素敵な100の美言オフィシャルフェイスブック
いいね!するとイイ事あるYO♪

皆様のおかげで1700名突破♪無料メルマガ読むと可愛くならずにはいられない!アナタも30日でかわいくなる方法
メルマガ登録はコチラから♪

ワタシのフェイスブックはコチラから
(お友達申請下さる時は何か一言メッセージ下さいませ)

このブログの読者登録はコチラから
(相手に知らせて読者になってね♪)