先日、好天に誘われ、横浜の港の見える丘公園に出かけた。

 目的は2つ。会期末に近い『帰って来た橋本治展』と同公園のイングリッシュガーデンのバラを鑑賞することだった。


橋本治展、撮影禁止で残念​

​ 橋本治は、東大1年の時に参加した東大闘争をテーマにした駒場祭ポスターがあまりにも有名だ。当時の大学生が熱狂した高倉健の任侠映画を題材に、背中の刺青にイチョウの東大マークを描き、大学体制を巧みに風刺した。「とめてくれるな おっかさん 背中のいちょうが 泣いている 男東大どこへ行く」という台詞は、当時の闘争に参加したエリート東大生の息子を引き留めるためキャラメルを配って「キャラメルママ」と揶揄された教育ママを皮肉っている(写真)。​

 

 

 それ以外、僕にはほとんど縁のなかった人だが、その活躍分野は恐るべく広い。イラストレーターから出発し、エッセイ、小説、評論、古典翻訳から手芸にまで領域を広げた。

​ ただ日本の展覧会の閉鎖性そのものである館内撮影禁止で、主だった展示品は何も撮影できなかった。チケットだけ写真としてあげておく(写真)。丹念な来館者なら、1つ1つメモをとっていくのだろうが、あいにくそれもせずに、あまり記憶に残らなかった。​

 


様々な品種のバラの共演​

 港の見える丘公園に行く前のアメリカ山公園からバラが咲き乱れ、イングリッシュガーデンは圧巻だった。

 残念ながら品種名まで確認できなかったけれど、これだけ見事なバラは2016年5月に富士市中央公園のバラ園を観て以来だ(2016年5月18日付日記:「富士市中央公園のバラ園で、青空に浮かぶ富士山を背景に満開の多彩なバラの香りに包まれる」を参照)。

​ ひときわ印象に残ったのは紫のバラ(写真)。アルマンダというのだろうか。​

 

 

​ ここでも、前撮りカップルが1組いた(写真)。最近は、花の咲く所にはどこにでも出没する。​

 


横浜ベイブリッジも絶景!​

​ 品種名の注記も無いまま、写真をバラバラにアップするだけだが、擬似的にバラの香りに浸っていただきたい(写真)。​

 

 

 

 

 

 

 

 

 

​ また公園から展望できた、青い空と海をまたぐ横浜ベイブリッジも素晴らしかった(写真)。​

 

 

昨年の今日の日記:「函館の旅(17):函館第2の古い歴史の称名寺:土方歳三と新撰組隊士の供養碑と高田屋嘉兵衛顕彰碑を見る」