福井県立恐竜博物館は、面白かった。50体もの圧倒的な骨格模型群の展示は圧巻だった(写真)。
昼食の場は混雑
ただ平日なのに混雑し、特に食事に困った。前にも書いたが、館内のレストランは、12時のはるか前から列が出来ていて、この分なら昼食時は絶望、と思い定め、いったん外に出て(最近は電子化の進歩で、いったん出場しても、チケットのバーコードを通せば再入場できる)、お土産ショップの中のザウルスキッチンに入って、ここも食券を買う券売機で少し並び、さして美味くもない(が、値段は1000円を超した)、セルフサービスの定食をとった。
昼食はさっさと済ませて、博物館に再入場した。
時間は、たっぷりあったから、またもう1度、あちこちを巡った。
さすがに見逃した所はない、と思った。
アクセスの悪さで何度も来た福井なのに、ついに恐竜博に来られて満足
バスの再集合時間の5分前に戻った。ツアーは、足の便では本当に楽だ。これが電車なら、えちぜん鉄道の勝山駅までバスで15分もかかる。鉄道も、支線だから1時間に2本しかない。ツアーバスとマイカーでないと、きわめてアクセスは悪いのだ。
僕は、夏の東尋坊見物や早春の越前海岸のスイセン鑑賞、さらに越前ガニを食べるためなどで、福井には7~8回は来ていると思うが、この日まで恐竜博物館を訪れられなかったのは、ひとえにアクセスの悪さだった。
それが、ツアー参加でついに念願を果たせた。思い残すことはない。
曹洞宗の大本山、永平寺へ
1泊2日のツアーの最後の旅程は、曹洞宗の大本山、永平寺だ。
来てみて、なるほどと思った。永平寺前にはたくさんのお土産屋や食堂などが門前市として並んでいる。
永平寺は、当時の宋にまで仏法を学びに渡った道元師が、越前の武将に招かれて越前に来て、寛元2年(1244年)に創建した名刹だ(写真)。
今度のツアーで最後の旅程だったが、高齢者の中には永平寺への参拝が主目的だった人も多かったようだ。前夜のホテルのレストランで、恐竜博物館に3時間、どうしようと困惑していたおばさんなど、その1人かもしれない。
永平寺内は、スリッパに履き替えて寺内参観
さすが創建以来、800年に近い古刹だ。境内には大きな樹木が多く、そして緑深い(写真)。
九頭竜湖と違い、カエデの木が、ここでは紅葉していた(写真)。
僕らは、参拝者入口から中に入った(写真)。ここは朝の平泉寺白山神社と違い、スリッパに履き替えて、寺内を参拝していく。修行中の若いお坊さんも多いから、声をかけたり、一緒の撮影を求めたりは厳禁と言い渡されていた。
昨年の今日の日記:「エチオピア紀行(186):NME=日本語の説明書きの付いていたホモ・サピエンス・イダルツの頭蓋模型」