札幌第3日目。目覚めれば、快晴。夏至近い北の街、札幌の日の出は早い(日の入りも東京よりは10数分遅い)。
ホテルの部屋の窓から外を見ると、雲1つ見られない。
朝から寿司三昧で出発
朝食のバイキングを腹一杯食べ、旅装を整えて8時過ぎにはホテルを出た。
宿泊した京王プラザホテルの朝食の質は良く、和洋バラエティーに富む。感動するのは、寿司バーがあって、職人が目の前で握って出してくれることだ。ネタは、高級寿司屋には劣るが、それでも並寿司と思えば、普通の寿司屋と遜色はない。この朝も、僕は8かんも食べてしまった。塩谷丸山に登る予定だから、腹ごしらえは十分だ。
昨日のように、JRで小樽経由で塩谷駅に着いた。快晴なのに、そして決して遅くないのに(9時48分に着いた)、降りたのは僕1人。札幌からの足の便の悪さが敬遠され、登山者はマイカーでやって来るのだろう。
充実した案内標識
実際、登山口近くに丸山の登山者用の広い駐車場があって、平日なのにけっこう車が駐まっていた。他に公共施設は何もないから、すべて丸山登山者のものである(写真=帰りに撮影)。
登山口までは徒歩で15分くらい。小さな案内標識が道のあちこちにあって、迷うことはない。途中、真新しいしゃれた住宅が建ち、どこも花がいっぱいだ(写真)。
迷うことはないのだが、途中、道で誰も見かけなかった。住民はいても、外を歩いていない。道を尋ねようにも誰もいない。それだけに案内標識の充実は、新来者にはありがたい。
さすがにまだ下山者はいないようだ。
最初はなだらかだが途中から岩がちの道に
登山口に入ると、道はなだらかで、これは楽ちんかなと思った。
しかし、これが丸山の「罠」なのだ。30分も進むと、とたんに岩だらけの道になる(写真)。
この頃から、ぽつぽつと下山者と出合う。時間から考え、みんなマイカーで来た人のようだ。
晴れていても、原生林の中を行く登山路は木陰で涼しい。その代わり、視界は妨げられる。
道は直登コースで、九十九(つづら)折りに巻いたりしない。
昨年の今日の日記:「北海道紀行④:旭山動物園の円柱水筒を高速で浮上するゴマフアザラシ」