スイスで5日、風変わりな国民投票が行われた。全国民に一定額の現金を無条件で
4人家族で誰でも67万円給付という「夢物語」
直接民主主義が発達しているスイスでは、国民10万人以上の署名を集めれば国民
国民投票を求めた導入推進の団体の提案は、「貧困撲滅」のために、「最低限の」
政府、経済界も猛反対
いくら物価の高いスイスでも、この額が「最低限」なのか大いに疑問だが、この究
政府は、この提案が通ると、現行社会福祉制度を切り替えても、新たに年間208
製薬や時計などの精密機械で強い国際競争力を誇る経済界も、勤労者の労働意欲が
左派も反対した
興味深いのは、こうしたバラマキには賛成しがちな左派政党も、反対を表明したこ
一方で導入を求めたグループは、貧困対策に有効という他、社会保障の一本化で行
勤労意欲減退と大増税は明らか――持続可能でないトンデモ政策
国民投票結果は、スイス国民の良識を示したもの、と言えるが、導入を求めたグル
ちなみにベーシックインカム制度は、福祉制度の篤い北欧を含め、自由経済の国で
日本でも一部の学者・経済学者にベーシックインカム制度の支持がある。
しかしこれほどの手厚いバラマキ給付をすれば、すなわち国民全員が生活保護を受
所得税と法人税の大幅増税と、消費税の大増税は不可避であり、日本から富裕層と
この究極のバラマキは、とうてい持続可能ではない。
スイスの否決は喜ばしいが、それでもこんなトンデモ要求に、国民の4分の1近く
昨年の今日の日記:「トヨタの発行予定の新型「AA型種類株」は買いか?;経済」