エチオピアで初めてベッドの上で眠り、いつものように現地時間で早朝に目を覚ました。
朝食前に、ホテルの前に出て、数分だけ、ホテルのほんのそばを歩いてみた。
白い布を服の上から巻くエチオピアの人たち
エチオピアの人々は、男女とも白い布を全身に巻いている(写真)。
ラリベラで聖ゲオルギウス教会を参観した時、たまたまエチオピア正教のティムカット祭のおしまいの頃に遭遇し、街路いっぱいに練り出した人並みに遭遇し、多くの人たちが白布を巻いていたから、民族衣装なのかもしれない(写真)。
しかし祭典だけに着こなすものでないことは、その後も各地で目にした(写真)。
観光地タナ湖のあるバハルダールも、1歩、裏通りらしい所に入ると、汚く、かつ寂しい。
未舗装の埃っぽい悪路を青ナイル滝へ
僕たちは、朝食後、「青ナイル滝」(Blue Nile Falls)の観光のために、7時にはラーナイルホテルを出発した。チェックアウトはしたものの、スーツケースはホテルに預かってもらう。理由は、青ナイルの滝までの道は、ほとんど未舗装の悪路で、黒いスーツケースも白くなるほど埃まみれになるからだという。
バハルダールの市街を出て、しばらくは快適なドライブだったが、ほどなく予告どおり未舗装の悪路となった。前方に車がいれば、もろに埃をかぶるし、前方から来る車とすれ違うだけで、締め切った車内も埃っぽくなる。
渋滞並みのノロノロ走行
世界最貧国に近いエチオピアだけに、世界的観光地に向かう道路でも舗装も手が回らないのだ。
悪路だけに、スピードはがくんと落ちる。今時、日本では体験できない、渋滞並みのノロノロ走行である。
それだけに車窓から写真を撮るには、都合がいい。ただし上下への振動がひどく、なかなかシャッターチャンスはないが。
所々に見られる太い高木はイチジクの木
気がついたのは、ほとんどが森の切られた放牧地・耕地となっているのに、所々で太くて高い木が残されていることだ。何の木だろう、と気にかかり、後で現地ガイド氏に聞くと、イチジクの木だという。太さから、かなりの樹齢だと思われる(写真)。
アフリカでは、イチジクの木は多種多様に自生しているが、多くはサルや鳥に絶好の食べ物となっている。熟せば、人間も食べられる。
だから切られもせず、残っているのだろう。
昨年の今日の日記:「ナイジェリアのボコ・ハラム、大量殺人と性的暴力の横行の惨状」