世界遺産のラトヴィア、リガ旧市街を見学した我々の乗ったバスは、ダウガヴァ川を渡って、緩やかな勾配の丘を登っていく。
落ち着いたのは郊外の「ゾウのホテル」
これでは翌朝早朝のリガ旧市街散歩は無理か、と観念した。リガの旧市街は、ヨーロッパの都市のどこでも同じで建物が密集し、おそらくホテルに改装できるビルもないのだろう。
着いたのは、かなりの郊外だ。入口の標柱の上になぜかゾウが載っている(写真)。
その名も、エレファント・ホテル。ラトヴィアにはそもそもゾウなどいないし、氷河期にも氷床の直下だったので、マンモスだっていなかったろう。なぜエレファントなのか、分からない。 ただ部屋は、まずまず広い。市街地のホテルだと、一般に部屋は狭いから、スーツケースを広げるのにも助かる。
こんな郊外なので、夕食はホテル内のレストランだ。メニューは、ポークソテー。ポークが出てくるのは、ドイツ料理ということか。
早朝のリガ市民の通勤風景
さて翌朝。5時台に起床し、6時前には外に出た。サマータイムなので、朝の明けは東京とほとんど変わらないが、夜はいつまでも明るい(写真=朝のエレファント・ホテルの外観)。
とりあえず緩やかな坂を下っていくことにする。
ほどなく鉄道の跨線橋に行き着いた。橋の歩道から見ると、列車1両が停まっていて、朝の通勤客らしい人たちが乗降している(写真)。
木造住宅が多い
昨夕に旧市街からホテルに行く車中でも気がついたが、リガ郊外の住宅は、木造が多い(写真)。しかも例外なく年数をへている。木造住宅の多いのは、ラトヴィアが森林資源が豊かなことを物語る。古い住宅が多いのは、昔から出来た住宅街なのだろう。
幹線道路沿いの住宅に、鉄筋コンクリート製のアパートは全くと言っていいほどない。
そしてさらに下っていくと、思いがけない物を目にした。
昨年の今日の日記:「中国の不動産、全国的に値下がり顕著;経済、政治;追記 習近平、新たな粛清2件」