kawanobu日記/南米周遊――リマのセントロでカテドラルを訪問;ジャンル=紀行;領土侵犯非難決議に反対した共産、社民に、ロシア、中国の影を見る 画像1

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 カテドラルは、スペインでもいろいろな都市で見たし、ペルーのクスコでも見た。
 リマ旧市街(セントロ)のカテドラルは、南米最古のカテドラルという点で他に異彩を放つ。

南米最古のカテドラルはインディオ奴隷化の始まり
 1535年1月18日、ペルーを征服したコンキスタドールのフランシスコ・ピサロが自らの手で礎石を置いたと伝えられ、この日はリマ建都の日になっている。
 ま、それはコンキスタドールが見た歴史であって、ペルー先住民にとっては長い奴隷化の始まりであり、忌まわしい日なのだろう。ただ今どき、ペルーのインディオもこんな「過去の歴史認識」など言い立てはしないだろうけれども。どこかの国に聞かせたい話である。
 ただピサロたちは、タワンティンスーユ帝国の優れた石造技術を全く無視したため、地震国のペールでは、何度も震災を受けて修復を繰り返している。このカテドラルも3度、壊滅的な被害を受けたとされる。
 日曜日であるために、日曜ミサに訪れた熱心な信者でカテドラルの中は満員であった。リマの目玉地の1つだから、観光客も多い(写真上)。
 我々は、ミサの静穏を乱さないように宗教画などを見学した。内部の金をふんだんに張った装飾は、見事だった(写真中央)。

ペルー政庁に人だかり
 入って、すぐ右側にピサロの遺骸が納められていると伝えられる棺もある。またタワンティンスーユ帝国歴代のインカ(皇帝)の肖像画も掲げられている。
 ただしこれらはすべて撮影禁止なので、撮影できなかった。スペインのカテドラルは、どこも撮影自由だったが、そこは国柄の違いなのだろう。
 アルマス広場の斜め向かいに、ペルー政庁(大統領官邸)がある。その前に異常な人だかりだ(写真下)。
 正12時に衛兵の交代が行われるという。人だかりは、それを見るためなのだ。

昨年の今日の日記:「金価格の急騰はバブルか、それともさらに2000ドルを目指すか」

追記  昨日24日の衆院本会議は、韓国大統領の李明博の竹島上陸と、香港の活動家らの尖閣諸島上陸に対する抗議決議を採択した。バラマキスト民主党、自民党などは賛成した。嫌悪すべきは、共産、社民両党の反対である。反対理由は「中韓両国と緊張を高めるべきでない」という。緊張を高めているのは、中韓両国の方だという認識がないらしい。まさにアナクロニズム政党の面目躍如である。
 リブパブリは、共産、社民両党の決議反対に、シリアで民衆への野蛮な虐殺を続けるアサド政権への安保理非難決議を反対で2度まで葬ったロシアとスターリニスト中国の2カ国が重なって見える。