神戸新聞・但馬版にて連載中の

「河合美智子の但馬漫遊記」

最新記事は

こちらからご覧いただけます

 

https://www.kobe-np.co.jp/news/tajima/202406/0017810871.shtml

 

 

 

 

記事に書ききれなかったことを

少し補足しますね

 

ここから先は

ぜひ記事を読んでから

お願いします🙇

 

 

トライやる・ウィーク」

始まった背景には

1995年の阪神・淡路大震災や

1997年の神戸児童殺傷事件が

ありました

 

兵庫県教育委員会は

子どもたちの

「心の教育」を図るために

 

県内の中学2年生を対象とした

長期体験学習を始めたそうです

 

農林水産体験活動

職場体験活動

文化・芸術創作体験活動

ボランティア・福祉体験活動

などなど

 

受け入れ先の業種は

多岐にわたります

 

思春期の中学2年生が

ふだん接点のない

大人と関わるというのは

とても貴重な経験です

 

親の言うことは素直に聞けないけど

よく知らない大人の言うことは聞ける

なんてこと、あったりしますもんね

 

今年も至る所に

このポスターが貼ってありました

 

豊岡市は

6/3~7が実施期間

 

地域によっては

11月のところもあるみたい

 

 

移住してから

いろいろな場面で

「トライやる・ウィーク」の話題を

見聞きしてきましたが

 

その時のみなさんの印象が

みんなウキウキワクワクして

どこか誇らしげで

すごくいいなぁと思っていたんです

 

私も中学2年生のとき

映画のオーディションを受けて

この世界に入ったので

なにか通じているような気がしたし

 

しかも兵庫県だけと聞いて

さらにびっくりして

ずーっと深堀りしたいと思っていました

 

(※最近は他府県でも中学生の職業体験を

実施されているところがあるそうです)

 

そんななか

以前、神戸新聞のコラムの取材で

お世話になった

ナカツカサファームの

中務喜紹さんから

 

「昔、トライやる・ウィークでウチに来た子が

農家になってニンジンを作ってる」

 

という興味深い話を聞いて

紹介してもらったのが

小山収平さんです

 

中山間地で

冬は寒いし夏は暑い

 

そんな豊岡で

他所との差別化を図り

“豊岡ならでは”の有機野菜を

作っていくためには

 

技術力を高めていくことが必須と

日々、努力されています

 

熱い思いを語ってくれた笑顔は

とても輝いていました

 

 

小山さんの

出石中学の後輩たちも

楽しそうに

そして手際よく

作業していましたよ

 

「普段はインドアでゲームとかしてるけど

外に出て、太陽を浴びると元気になります」 

と言う言葉を聞いて

なんだかとても嬉しくなりました😆

 

                              ナカツカサファームの畑にて

 

 

さらに

出石中学校の

山根光壱朗先生にも

お話を伺いました

 

学校側は

 生徒が興味を持って体験学習できるように

受け入れ先との調整もしなければいけないし

そこにどう振り分けるかも悩みどころ

 

例年より希望者が多かったのは

農業体験と美容院だったそうで

受け入れ人数を増やしてもらったり

新たに開拓したりしたそうです

 

「生徒の希望をできるだけ叶えたい」

という思いが

強く伝わってきました

 

それでも

希望したところに行けない生徒さんも

出てきてしまうでしょう

 

でも、それによって

思いもよらない

新しい世界に触れられるのは

自分の可能性を拡げることになりますしね

 

とにかく中学2年生の

この5日間で

さまざまな経験をして

そこで感じる思いが大切なんですね

 

「トライやる・ウィーク」の

トライには

トライアングルの意味もあって

 

学校と家庭と地域で

協力して子どもたちを育てるという

目的もあるのだそうです

 

地域の方々の協力なくして

「トライやる・ウィーク」は

成立しないんですね

 

地域が子どもを育てる

 

兵庫県の取り組み

心から素晴らしいと実感しました

 

取材にご協力下さった皆様

お忙しい中

本当に有難うございました


 

だいぶ感動したので

久しぶりに超大作になってしまいました爆  笑

 

最後までお付き合い下さった皆様も

ありがとうございましたラブラブ