よーく見ると
真ん中に巣塔が立っていて
コウノトリがいるんですよ目
 
コウノトリの郷公園で
コウノトリになってみましたラブラブ
 
 

さあ、今週もまいりましょう

 
【但ーロめぐり】
 
初めてづくしの#47
 
株式会社
ビトーアールアンドディー
BITO R&D
 
でございます
 
ビトーアールアンドディーは
レース用のオートバイ部品を
研究、開発、生産、販売している企業です
 
実は今回、初めて
リスナーさんからリクエストを頂きました
すごい人がいるから
ぜひ取材をしてくれというのです
 
その方がこちら!
 
代表取締役社長
美藤 定(びとう じょう)さん
 
豊岡で生まれ育った定さん。
 
子供のころは、勉強も運動もあまり得意ではなく、女の子にもモテないし、自分は何も出来ないと思っていました。
周りからもダメなやつだと言われていたそうです。
 
大人が決めたルールにはどうも順応できない定さんは、学校に行ってもつまらないし、すぐに眠たくなっちゃう。
給食が終わったら、つまんないからって帰っちゃうような子供でした。
山で遊んだり、川で魚釣りしたりする方がよっぽど楽しかったし、勉強にもなった。
 
 
-バイクとの出会いが人生を変えた-
 
まずは小学3年生のとき、お父さんが買ってくれた自転車がきっかけです。
友達と自転車で競争をしたんですね。
コーナーでは、みんなビビってブレーキをかける中、定さんはそのまま突っ込んで行ったそうです。
 
そして初めての勝利!
『自転車という道具が介在することで、非力なオレでも勝利を手にすることが出来る』という発見と感動。
せっせとがんばって坂を登り、思いきり坂を下るスピード感といったら、それはもうたまらない快感!
定さんは自転車に夢中になります。
 
そして、中学生になった頃、法事で集まった親戚のおじさんが、スーパーカブに乗せてくれました。
自転車は、坂を上るのに“えっちらおっちら”がんばらないといけません。
でもオートバイならスロットルを回すだけでビューン!!
 
『バイクってすげー!!』
 
バイクの魅力にとりこになってしまった定さんは、何でこんなにスピードが出るのか疑問を持ち、それを解明するために、親戚からもらったボロのバイクを分解して組み立てて、いじくりたおしたそうです。
 
興味があることには一心不乱、真っ直ぐ突き進む定さん。
16才の誕生日を迎えたらすぐに免許を取得。
学校の勉強は大嫌いだったのに免許の試験は1番でした。
 
で、免許が手に入ったら今度はバイクが欲しくなる。
お母さんに毎日毎日『バイク買ってくれ、バイク買ってくれ』と言い続けた結果、お母さんがカバンの内職をして貯めたお金で中古のバイクを買ってもらうことに。
250ccのHONDAのCB72というバイク。
独学ながら、まずは修理からはじめて、エンジンもバラして組み立てた。
 
 
すっかり乗れるようになった中古のバイクCB72。
こうなると今度は旅がしたくなった。
もっと遠くへ行ってみたい。
バイクがあれば、日本中どこにでも行けるだろうと、日本一周の旅をすることに。
 
そのあとは夏休み、冬休み、春休みと1日も休まず、土工や神鍋の山小屋でアルバイトをしてお金を貯めます。
学校とは違ってアルバイトはきちっと勤め上げました!
 

 
そして高校3年の夏休みの初日、日本一周旅行に出発。
旅の途中で変な人や面白い人にたくさん出会いました。
北海道の標津町別海村では、牧場にスカウトされて草刈りや乳しぼりのアルバイトも。
 
自炊しなきゃいけないし、テントを張って野宿して、給油もしないといけないし、バイクのメンテナンスも全部自分ひとりでやらなきゃいけない。何も出来ないダメなやつと思っていたし、言われてきたけど、自分一人でやってみたら、結構何でも出来た。
この旅で自信が持てた。
 
 高校を卒業して実家の鉄工所の手伝いをしていたころ、1972年に沖縄返還のニュースを見て、沖縄に行ってみようと思い立ちます。
バイクもいいけどスピードが速いからサーッと通り過ぎちゃうし、今回はリュックサック背負って歩いて行こうと鹿児島まで。
 
って、簡単に言いますけど相当な距離ですよ(笑)
 
途中、ヒッチハイクしたりもして無事鹿児島に到着。
そしてフェリーで沖縄へ。
 
野宿しながら沖縄を回って、伊江島のビーチにたどり着いた定さん。
そこではベトナム戦争のさなか、米軍の兵士たちが休暇を過ごしていました。
同じビーチでキャンプをしているうちに同年代ということもあって仲良くなり、毎晩どんちゃん騒ぎの楽しい日々。
しかし休暇の最終日がやって来ます。
どこか寂しげな兵士たちに定さんは『どうしたんだ?』と聞きました。
 
『俺たちは今日で休暇が終わって、明日にはベトナムに行かなきゃならない。俺たちがベトナムで何をしてるか知ってるか?』
 
『鉄砲撃ったりして、戦ってるんだろ?』
 
『そうだ。俺たちは人を殺すんだ。毎日人を殺すんだぞ。』
 
それを聞いた定さんはショックを受け、考えます。
自分とそう変わらない若者が、徴兵され軍隊に入って、人を殺すトレーニングを受けて、戦場へ駆り出される。
そんなことしたくなくても殺さなきゃ自分が殺される。
 
日本に生まれ、勉強も苦手、スポーツも苦手、何も出来ないとコンプレックスを抱えて自分を不幸だと思い込んでいた。
お金が無くても、勉強出来なくても、自分には自由があった。
目から鱗が落ちた定さん、無知の愚かさに気づき、もっと世界を見てみたい、世界を知りたい!と思うようになります。
 
 
そしていよいよ、定さんは、アメリカに渡るわけなんですが、ここで時間切れです。
但馬オーロラめぐり始まって以来、初の前後編です。
 
来週は、我らオーロラ隊がスタジオからトークさせていただき、来月の1週目、11月5日に後編の放送になります。
 
今回は、ブログを読んでいただいただけでも、分かるように記事を書きました。
しかし、子供のように純粋な定さんのお話には心を揺さぶられます。
ぜひ、定さんの声でこの話を聞いていただきたいと思います。
 
 
 
 
 
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兵庫県北部但馬の
コミュニティ放送局である
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【但オーめぐり】
但馬の企業やお店におじゃまして
いろんなお話を伺って
但馬の魅力を再発見していく
ラジオ番組です🎵
 
東京都とほとんど同じ大きさの但馬(たじま)は
自然豊かで本当に素敵なところなんです🙆
 
移住3年目に入った
但馬愛にあふれる私たち夫婦が
佐伯 和亜(さえき かずえ)さんと共に
今月もお届けします💕
 
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