君たちの笑顔が、僕らを笑顔にする | 観客席から見たカーリング 2nd Season

 

いろいろな感情が入り混じり過ぎて、

どういう言葉にすればいいのか・・・

 

ですが、その中で、

明確で揺るがない感情を取り出して言葉にするならば、

 


よくやった!

 

ですかね。

女子チームに。

 

「おめでとう」は、まだ先のハナシです。

「ありがとう」は、さらにその先。

 

 

逆に、

準決勝に行って、まさか手ブラで帰ってくるつもりじゃないですよねぇ?ってことですよ。(笑)

 

簡単じゃない、なんてことは分かってます。

分かってます。

 

だからこそ。

 

だからこそ、そこへ行ったなら、掴んでほしい。

 

チームジャパンが悔し涙を流すシーンはもう何度も見ました。

それしか見たことない、というくらい、オリンピックではそればっかりでした。

 

だから掴んでほしい。

 

ソルトレイクでカーリングを知り、トリノでカーリングを憶え、バンクーバーでカーリングを見た。

ずっと、チームジャパンは悔しい涙だった。

 

だから、

笑っている顔が見たい。

嬉し涙でぐしゃぐしゃになっている顔が見たい。

 

 

君たちの笑顔の姿を見て、僕たちは笑顔になる。

 

君たちが笑うこと。

それは僕たちが笑うことだ。

 

君たちが幸せをつかむこと。

それは僕たちが幸せを感じることだ。

 

 

だから、掴んでほしいんだ。

君たちのために。

 

もう、日本の僕たちのことは忘れてもいい。

自分たちのことを考えなさい。

 

誰かの顔を思い浮かべなくていい。

アイスの上の他の3人を、そして本橋麻里を、

チームの4人だけを見てカーリングをするんだ。

 

自分のために、チームのために、

それだけにカーリングをしよう。

 

僕たちはそれを見るだけだ。

そしてそれを共有する。

 

だから、もう、自分のためにカーリングをしてください。

 

今、オリンピックのカーリングは、そのためにある。

 

君たちがメダルを、幸せを、夢見たものを掴むために、

今、君たちの前にカーリングはある。

 

 

掴め、 ロコ・ソラーレ。

 

今まで誰もその手に触れることのできなかった、その夢を掴め。