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川崎大師の仲見世に入ると聞こえてくるリズミカルな乾いた音。
それは数件ある飴屋が、店頭で飴を切る際のまな板を叩く音で、
平成8年には「日本の音風景百選」に選ばれています。
昭和初期に川崎大師に初の飴専門店として開業した「松屋総本店」さん。
本店の奥では甘い香りに包まれながら、職人さんが飴を作っています。
その飴の生地を、店頭で職人さんが切っていきます。
「とんとこ飴」の飴切りパフォーマンスは、昔ハサミで切っていた時に
リズミカルな音に気づき、包丁に持ち替えて今の形になったそうです。
一見簡単そうに見える飴切り、リズムに合わせて上手く切れるようになるには
10年はかかると言われています。
リズムを意識すると飴が切れず、飴をきれいに切ろうとするとリズムが狂う・・・
飴はとても柔らかいのでのんびり切ると包丁にくっついてしまいます。
まるで飴が生きているかのように弾む・・・4代目の達人の技は流石でした。
その切りたての飴が試食に出されるので、チャンスがあればぜひ食べてみて下さい!
温かく、ふんわり食感の素朴な飴はここだけの味。
歯にくっつくので、ゆっくり舐めて食べましょう。
「とんとこ飴」に並ぶ人気商品「せき止飴」「きなこ飴」。
初代が喘息に苦しんでいた頃、苦手な大根や生姜汁を飲みやすくと飴にしたのが始まり。
その後ハーブを加えたり、フレーバーが増えるなど改良されましたが、
昔ながらの生姜汁は変わらず使用しています。
「きなこ飴」は、黒砂糖のコクのある甘みときなこが合う懐かしい一品です。
ずっしり入ってお買い得感があります(^^)
派手さはないけれど、受け継がれる伝統の技から作られる川崎大師の飴。
参拝の気分を盛り上げてくれる音と味をどうぞご堪能ください。
【DATA】
松屋総本店
住所:神奈川県川崎市川崎区大師町4-39 [MAP ]
Tel:044-277-7711
営業時間:9:00~17:30(正月は延長)
定休日:なし
交通:京浜急行大師線「川崎大師駅」徒歩8分
【MENU】
家傳 元祖せき止飴
五色 せきのど飴
開運 元祖とんとこ飴(さらし・あんこ)
名物 きなこ飴
厄除 朝鮮人参飴
開運 おみくじ飴
各種500円(ものにより300円サイズもあり)
せき飴 300g 500円
みず飴 470g 500円 他
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