桜の開花のニュースも聞き始めました。
仙台の開花は明日の2日が予想されています。楽しみですね。
先月は腎臓の働きについて振り返ってみました。
今月は血液透析について書いてみます。
血液透析とは、体外で人工腎臓(ダイアライザー)を使って
血液中にたまった老廃物を取り除き、水や電解質の
バランスを整え、きれいになった血液を再び体に戻すことを
言います。
透析に要する時間は1日4~5時間、週3回が基本と
なります。
〈なぜダイアライザーを通すと血液がきれいになるの?〉
ダイアライザーは中空糸と呼ばれるストローのような形状の半透膜が
約1万本の束になっています。
この半透膜のストローの内側を血液が、外側を透析液が
通っています。半透膜には小さな孔が空いていて、孔を通る
ことが出来る血液中の老廃物や余分な電解質が、半透膜の
外側を流れる透析液の方に流れ出し、老廃物が除去され、
電解質のバランスが整うのです。
通常の腎臓は24時間365日稼働しています。
人工透析だけでは腎臓と同じ働きをすべて行うことは
できません。
そのため、薬物療法や食事療法、自己管理の注意が
必要となってきます。
何かありましたら医師、看護師、栄養士などスタッフに
相談して下さいね。