毎日暑い日が続いていますね。
前回は熱中症について書きましたが、本日は糖尿病の患者さんにおいての夏の環境下での注意について書きます。
糖尿病のある方が血糖コントロールが良好ではなく、血糖値が高い状態にあると、発汗能力が弱くなります。
そのため、熱中症にかかる危険性が高くなります。
そして、高温になると糖尿病の医薬品もダメージを受けます。
インスリン製剤はたんぱく質なので熱による変性が起こりやすく、通常の室温で保管すれば大丈夫ですが、直射日光に当てたり、車の中に放置すると高温になるので注意してください。
経口薬もその薬によってインスリン製剤と同様に高温になると効能を失うおそれがありますので、添付文書を読み適切な管理を心がけましょう。
暑い気候が続くので、引き続き熱中症にも気をつけていきましょうね。