こんにちは。

フォトライフ・アーティストの河田 渉です。

 

今日は少し専門的なお話をします。

撮影テクニックで度々「被写界深度」と言う名称が出てきます。

この「被写界深度」とはどんなものか、何となくわかるだけだけでも、

心地よい写真が撮れます。加えてカッコいい写真が撮れます。

 

ここは、写真の専門学校や高度な写真教室ではないので、物理的原理など覚える

必要はありません。何となくわかるだけで十分です。

(そんな事を言うと専門家に怒られそうです。)

 

何故なら、上手い写真を撮ることが目的ではなく、

心地よい撮影をすることが目的なのですから。

 

それでは「被写界深度」について解説しますね。

被写界深度とはピント(焦点)が合っている範囲のことです。

厳密にはピントが合っているのは1点です。

ですから、ピントが合っているように見える範囲と言ったほうが、

正確です。

 

下の写真で説明します。

この写真は古い製糸工場の今は使われていない機械の一部を

撮影したものです。

 

見てもわかるとおり、ピントが合っている箇所は一つの部品のみです。

その前後は離れていくにつれ、ボケていくのがわかるでしょうか。

これが被写界深度です。

ボケが多ければ、「被写界深度が浅い」

ボケが少なければ「被写界深度が深い」と表現します。

 

被写界深度を変えるにはレンズの絞り(f値)を変えていきます。

この写真はf5.6で撮影しています。

もし、もっとボケを多くしたければ、f2.8

もっとボケを少なくしたければ、f8以上にします。

つまり、数値が小さくなるとボケが多くなり、

数値が大きくなるとボケが小さくなり、ピントが合っているように

見える範囲が広くなると覚えてください。

 

写真を専門に学ばれている方であれば、物理的に数値を理解しているので、

始めからf○○で設定して撮るかもしれません。

 

しかし、先ほど述べたように「上手い写真」ではなく

「心地よい撮影」が目的ですから、始めはf8、次にf11、

そしてf5.6、次にf4と数値を丁寧に変えて撮っていきます。

 

こんどは、丁寧にピント位置を前後にずらして、

再びf値を変えて撮っていきます。

 

まるでルーチン操作のように丁寧に撮影していきます。

すると、何故か撮影そのものに心地よさを感じるようになるはずです。

あとは、何枚も撮った写真から好きな写真を選べば良いのです。

 

これが「マインドフルネス撮影」です。

 

今後も機会があれば「マインドフルネス撮影」について

お話しさせて頂きます。

 

 

群馬県富岡製糸場にて

 

 

 

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