22日、環境委員会で35分間の質疑の時間を頂きました。冒頭で、環境を考えるにあたり、薬害と公害の関係は同じ普遍的テーマがあることや、環境と農業は切り離すことはできす、環境負荷や生物多様性に配慮した視点を持つことが重要と説明しました。

 

その1つの事例として、先日、兵庫県豊岡市に行ってきた際、コウノトリが産卵期を迎え、寒空のもとでつがいになって卵を温めている姿に感動しました。そしてコウノトリを野生復帰させ、田んぼにいる魚や昆虫をコウノトリが食べられる環境を農業従事者、生産者の方々がコウノトリを育む農法を通じて構築されています。

 

 

私は、在来品種を保全、活用して「地域の種(タネ)から作る循環型持続可能な農業」の構築のための、タネの基本法案であるローカルフード法案を議員立法として成立させるために取り組んできました。タネは生きた文化財と言われており、この文化財をいかにして次世代に継承させていくかが課題であり、環境行政の根幹であることも指摘しました。

 

 

 

 

続いて、井戸水などから国の基準を大きく上回る高濃度のフッ素化合物PFASへの対応について、環境大臣、外務省、厚労省に質問をしました。

 

公害資料館についても質問しました。公文書だけでなく、個人、民間団体によって収取された公害関係資料も公文書と同価値にあること、そして、患者、企業、行政関係者のそれぞれの視点を取り入れた「対話型資料館」の必要性を訴えました。

 

福島第一原発については、福島の復興の前提となる福島第一原発の着実な廃炉は国民の信頼なくして成し得ず、原子力規制委員会の認識と役割について改めて問いました。

 

 

 

 

 

 

いのちを守る参議院議員 川田龍平