今日は、ご案内をいただき「子どもの権利擁護シンポジウム2023」に参加。

社会にはパワハラもあれば、セクハラもあります。
大人は会社を辞めたり、愚痴を言ったりできますが、子どもは違います。



自ら吐き出すことができず、気持ちが爆発し家を飛び出し、被害を訴えることも難しい場合があります。
身体的な虐待では、アザが他者から見つけられるかもしれませんが、性虐待では症状が出にくく外からは見つられにくい状況です。

自らの訴えがなければ、虐待は続き、心も身体も傷ついたままです。

身体的、精神的虐待を受けた被害者(こども)は、傷ついた身体と心のまま、自ら様々な場所に逝き、自ら行動を起こすことを要求されています。
諸外国では、性被害への対応として、一つの場所に行けば、すべてのサービスを受けられるような、幅広い機関が連携を取るワンストップセンター(child advocacy center=CAC)が作られています。
日本においても、性被害を受けた子どもやご家族以外の加害者によって、虐待を受けた子どもなど、全ての子ども達にとって必要といえます。

子ども自身が、自ら又は親権者や児童相談所を通して、各々の場所に出向く必要があり、繰り返し同じ質問をされるなど、心理的影響がとても大きくなります。
又、それぞれの機関連携が限定的で、子どもを守るサービスが途絶えてしまいます。

今回ご案内いただいた「子ども支援センターつなっぐ」さんは、ワンストップセンターとして関係機関との連携を図り、子どもを中心として子どもや周りの大人も守り、そのために必要な研究、研修、普及啓発事業を実施されている機関です。
これまでの実務と研究について、ご報告いただき「子どものためのワンストップセンターと子どもの権利擁護(アドボカシー)」を考えるための議論を拝聴させていただきました。

子どもを守り、いのちを守る政策実現をしっかり行ってまいります。

いのちを守る参議院議員 川田龍平  拝