3月9日(木)おこなわれた厚生労働委員会。
こちらで立憲会派の質問時間80分。今回は川田議員とともに質問することが多い石橋議員が予算委員会筆頭になってしまったり、他の議員は予定が立たず、今回は立憲民主党の代表として川田龍平議員が80分質問を行うこととなりました。
今回の質問、厚生労働委員会側に提出した質問通告。
以下のようにたいへん長いものとなりました。
1.滝山病院事件問題について
①滝山病院事件受けて、厚労省はどのようなことを行ったか。
②神出病院事件の後に、厚労省が発表した「精神科医療機関における虐待が疑われる事実の把握結果」の調査方法および疑われた虐待件数について。
③虐待件数に滝山病院のことは含まれているか。
④厚労省はもっと踏み込んだ調査をすべきではないか。
⑤厚労省林課長はETV特集で、「監査は機能しているのか?」という質問に対して、「私たちは直接監査する立場というよりは、都道府県に監査の基本的な枠組みをお伝えして、しっかりやってくださいとお伝えする立場にあります。極端にルールを守っていないような医療機関というものはあってはならないし、そういったものがたくさんあるとはもちろん思いませんけれども、そういったことがあれば厳正に対応していく必要があると思います」と述べている。
「極端にルールを守っていないような医療機関がたくさんあるとはもちろん思いません」と思う理由を伺う。
⑥滝山病院の院長は、過去に朝倉病院事件で保険医を取り消された医師が5年後に再申請して医師となり院長となっているが、その院長の病院でこのような事件を起こしたことをどのように受け止めているか。
⑦再申請の道は閉ざすべきと考えるが見解を問う。
⑧昨年の精神保健福祉法の法改正で、家族等が意思表示をしない場合は、市町村長の同意で医療保護入院が可能になるよう、言わば医療保護入院が拡大する改正が行われた。医療保護入院は縮小の方向で行くべきであると考えるが厚労省の見解を問う。
⑨東京地域精神医療業務研究会と活動について、知っているか?
⑩東京都が実施した監査において、滝山病院の実態が明らかにならなかったのは何故だと思うか。
⑪監査は抜き打ちでやることを原則にしたらどうか。
⑫入院患者の人権を守るための弁護士などの人権擁護活動は極めて重要であると考えるが認識を問う。
2.身体拘束問題について
①身体拘束のデータのとり方について、ゼロから検討し直し、信頼あるデータを構築すべきと考えるが見解を問う。
②現場での「身体固定」もあると聞くが、この数は把握しているか。
3.身体拘束大臣告示問題について
①身体拘束の実施要件を定めた精神保健福祉法第37条1項基準の大臣告示について、現在の検討状況と検討委員会の進捗状況を回答いただきたい。
②厚生労働省令和4年度障害者総合福祉事業・指定課題番号42「精神科医療における行動制限の最小化に関する調査研究」について
③身体拘束大臣告示要件について
4.新型コロナワクチン接種について
① 実際のデータ、例えば英国のオックスフォード大学と連携している「アワー・ワールド・イン・データ(OurWorldinData)」について厚労省内で情報共有しているか。
② 追加接種率が世界最高水準にもかかわらず、ここ数ヶ月の新規陽性者数と死亡者数は世界最高水準になっている逆転現象についての見解を伺う。
③ 米国を代表する医療機関の一つである「クリーブランド・クリニック(Cleveland Clinic)」が行った調査について厚労省内で情報共有しているか。
④ 「ネイチャー(Nature)」にもオミクロン株に対する逆転現象が認められる論文が掲載されているが、それでも国民に積極的に接種を勧める理由を伺う。
⑤ 接種を積極的に推奨すべきとするリアルデータがあれば提示してほしい。
⑥第8波以降の感染者、重傷者、死亡者それぞれのワクチン接種状況を教えてほしい。(接種者が何回接種を受けているかも含め)
⑦ 新型コロナワクチン接種後に報告されている死亡事例の死因を具体的に教えてほしい。
⑧ 2022年の7月には、日本病理学会と日本法医学会、日本法医病理学会は「新型コロナウイルスワクチン接種後死亡症例の積極的な病理解剖、法医解剖を推奨する」とする共同声明を発表*³しているが、厚労省は医療機関に積極的に病理解剖・法医解剖をするよう要請しているか。
⑨ 要請するつもりはあるか。
⑩ 新型コロナワクチンについて、シグナル検出を実施しているか。
⑪ 現時点をシグナル検出の結果を回答いただきたい。
⑫ 新型コロナワクチン接種開始以降の超過死亡について、一部の専門家は、超過死亡とワクチン接種との因果関係について、相関関係があると指摘しているが、厚労省はこのような指摘を踏まえ、因果関係に関する調査を行っているか。行っていれば、具体的にどのような調査方法か。
5.マスク対策見直しについて
6.子どもの自殺対策について
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さて、最初の質問「滝山病院」の入院患者に対しての虐待問題。
こちら、先日のNHKで放送され、大きな反響がありました。議員の下にも問題だという意見も多くいただき、今回取り上げることとなりました。
こちらの番組、ご興味があれば、NHKオンデマンドで220円で一時視聴できるようです。
さて、滝山病院の問題、質問を行いましたが、すぐに解決するかはわかりません。
しかし、繰り返し質問を行うことで、入院される人たちの環境がよりよくなるかもしれません。
これからもこの問題については、厚生労働委員会で取り上げたいと思っています。
しかし冒頭、加藤厚生労働大臣も意見を表明したので政府も意識しているでしょう。
また、新型コロナウイルスワクチン接種については、薬害にずっと携わっている議員として、コロナワクチン摂取後のに死亡事例について厚生労働省に情報を求めています。
より明確なデータは、これから厚生労働省から答えが出てくるでしょう。
さて、この模様について、動画にしてアップいたしました。
もしお時間があれば、興味あるポイントだけでも、ご覧になっていただければと思っております。
また、80分の質問を行ったあと、議員に感想を語っていただきました。
こちらも是非よろしくお願いします。
今回の問題は継続的に厚生労働委員会で取り上げて参ります。川田龍平参議院議員への応援よろしくお願いします。
以上、秘書○のご報告でした。
いのちを守る 参議院議員 川田龍平