厚生労働省の職員23人が参加した会食問題。

本日の厚生労働委員会では、

会のはじめに田村厚生大臣の陳謝からはじまりました。

この問題、注目が高い様子で、各社のカメラも数台入っておりました。

 

厚生労働委員会、このようなタイミングでも、

川田龍平参議院議員は、しっかり質問させていただきました。

質問終えて帰ってすぐに、感想を収録いたしましたので、ご覧ください。

 

川田議員の質疑ですが、以下のようなやり取りがありました。

 

1.

川田議員

「介護保険制度創設から20年が経過しましたが、現場の人材不足は今なお深刻です。

社会福祉法人の半数以上が高額な紹介料を払ってまで人材派遣・紹介業者を利用しているという実態です。

 

一方、介護職希望者は、居住地近くの職場を探しながら、なかなか見つからないという声も聞きます。

このミスマッチを改善するために、

派遣業者に任せ過ぎず、自治体が、地域の施設と働き手をつなげマッチング作業を担うべきではないでしょうか。」

と質問しました。

 

厚労省担当局長

「公的機関としては各都道府県の福祉人材センターが無料職業紹介を行っている。

この制度で年間約1万人程度が介護職に就いている。」

との答弁がありましたが、

求人倍率を問うと「4.3倍」とのこと。

 

まだ全く足りていない状況が明らかになりました。

介護人材不足解消に、国や自治体によるマッチング事業の必要性を訴えました。

 

2.認知症予防の取り組みについて質問しました。

 

田村厚生労働大臣

「認知症発症メカニズムなどは未解明な部分は多いが、

研究知見に従い、運動、栄養バランス、生活習慣病予防に加え、

社会的孤立予防のため“通いの場”などの対策を、各自治体で進めている。」

との説明を受け

 

川田議員

「栄養素や、アルコール過飲酒の影響は考えられるか。

また、残留農薬やカビ、大気汚染等の毒物曝露の影響はどうか。」

と問いました。

 

厚生労働省

「それらの研究はまだ発展途上であり、大規模実証研究を計画中」

との回答でした。

 

3.

川田議員

「自衛隊員の食事が、現代もなお一日900円とのことについて。

それで充分な栄養素が摂取できるのか、実測値を測ってほしいと以前に要求したが、

その後どうなったか」

質問しました。

 

防衛省担当部長

「昨夏の川田議員の質問を受け、現在、栄養素の実測を含め調査中である。」

との答弁をいただきました。引き続き注視していきたいと思います。

4.

川田議員

「食品安全委員会は、客観的、中立公正な立場で、

食の安全を評価する会ですが、委員に求められる資質とは何か、

と質問しました。

 

内閣府政務官

「優れた識見をもつ者」とのご回答。

川田議員

省庁からの出向者数は?

内閣府政務官

「農水省38名、厚労省19名」

とのことでした。

 

川田議員

「今回人事案件に挙がっているメンバーのひとりについて、

「企業目線に偏り、客観性にも中立性にも欠けていると思われる。

「科学ジャーナリスト」を名乗っているが、氏は研究者ではない。

「科学的」という言葉が重宝され、誤った評価が消費者をミスリードする恐れが考えられる。」

と質問しました。

 

内閣府政務官

「人選に当たり、生業や収入源をすべてチェックしているわけではない。

しかし利益相反等考えられる品目の審査などに当たっては、

審査員から外れて頂くなどの対応はしている。」との答弁がありました。

 

今回の質疑でも今までわからなかった

介護保険制度の介護士の求人募集がとても高い事や

食品安全委員会の内情など、わかってきました。

 

川田龍平参議院議員は「おかしいところはおかしい!」と指摘し、

より暮らしやすい生活になるよう努めて参ります。

 

龍いのちを守る 参議院議員 川田龍平龍