先日事故で急逝した

早稲田大学の西原博史教授の「お別れの会」に参列しました。

 

西原先生とは今から18年ほど前、

龍平学校の講師として、

講演しにきてもらったご縁があります。

自分はまだ20代でした。

西原ゼミ生の淡路君や同じ社学の及川君など、

あの頃、合宿や勉強を共にした仲間達は、

皆、西原博史先生が事故で亡くなった知らせに、

本当にショックを受けました。

 

先生の教えていた憲法や、立憲主義、

良心の自由や思想の自由が、

これほど重要な時代に、

貴重な憲法学者の一人を失ったことは、

この国にとってどれほどの損失でしょう。

そしてそれ以上に

こんな形で恩師を失ったことが、

今もまだ信じられません。

 

お別れの会で

ゼミ生や門下生が徹夜でまとめた先生の業績や、

言葉をまとめた冊子を読みながら、

先生が遺したものの大きさを感じました。

先生ご自身がこれまで書き残した文章や書物、論文だけでなく、

その影響は弔辞を述べた研究者、

盟友、愛弟子達にまで、深く浸透していたのです。

 

日本公法学会会長で早稲田大学の長谷部恭男教授は、

数ヶ国語を使いこなしながら国際憲法学会で活躍する西原先生を、

国際憲法学会の理事に推薦する書類を提出した矢先だった、と

おっしゃっていました。

これから世界的に大きく活躍されるはずの先生だったのです。

 

他にも、

西原先生が学部生の頃からの親友である、

一橋大学大学院 法学研究科教授の坂口正二郎教授や、

西原研究室ゼミ生代表の杉山有沙さんのお話を聞いて、

西原先生の存在の大きさが、改めて強く胸に迫ってきました。

 

先生が自分に残してくれた

大切な教えがあります。

 

それは、

 

違和感を持った時に、

ただ素通りするのではなく、

例え大変な道になろうとも、

社会を変えるために

信念を持って行動すること。

 

先生は逝ってしまっても、

先生のくれたものは、

こうやってずっと

残された者たちを揺さぶり続けるのです。

 

西原博史先生、本当に悲しいです。

先生の残してくれたものを

胸に刻みながら、

自分にできる事を全力でやっていきます。

先生、本当にありがとうございました。

 

🐲命を守る参議院議員川田龍平🐲