いつも変わらぬあたたかいご支援、
心から感謝申し上げます。
 
先週8日(金)、立憲民主党 枝野幸男代表に入党届を提出いたしました。
生涯の目標である
「いのちが守られる社会」の実現を
大きく進めるべく、
立憲民主党の理念と基本政策に賛同して、
入党を決意致しました。
 
2016年3月。
民進党結党に伴い維新の党が解党、
私は初当選時の原点に立ち返るべく
無所属議員に戻り、
参議院では「民進党・新緑風会」の会派所属となりました。
 
会派に所属したおかげで、
厚生労働委員、東日本大震災復興特別委員を務めることができた上、
大役である国民生活・経済調査会会長に拝命されたのです。
 
「いのちを守る」という私の信念に沿ったこれらの分野で働くことは、競争率の高さなど様々な理由から、無所属議員ではどんなにやりたいと願っても決して出来ません。
 
大政党の会派に属したことでそのチャンスを手にしたことを無駄にしないよう、
日夜懸命に働きました。
 
薬害裁判の後、立法府に入ったのは法律を作るためでした。
法律が変われば社会が変わるからです。
 
無所属議員の初心を、
常に肝に命じながらも、
政党もしくは会派に所属することで
法案を提出し、
それを形にしてゆく努力を
しなければなりません。
 
そうして10年という月日をかけて、
 
2017年4月に臨床研究法がやっと成立した時のことは、今も思い出すたびに、私の胸を熱くします。
 
しかし、一寸先は闇の政界はめまぐるしく変わります。
 
国会冒頭解散に伴う2017年10月総選挙の結果、衆議院の民進党は三分裂し、
 
再びスタートラインに立たされる事になりました。
どうしたら「命を守る社会」の実現を、
このまま立ち止まらず進めて行けるのか?
 
選挙のために右往左往する政治家たちに、国民はうんざりしていました。
 
「立法だけでなく、もう一度国民に信じてもらえる政治を作らなければならない」
 
悩みに悩んだ結果、
私はかつて薬害エイズ事件で尽力してくれた枝野幸男議員が立ち上げた「立憲民主党」でやってゆく決心をいたしました。
(当面参議院では「民進党・新緑風会」会派ですが)
 
立憲民主党のスローガンは「草の根からのボトムアップ型政治」。
 
これは患者や障害者を始め、
当事者目線で政治を変えるという
自分の理念と重なる上に、
医療、社会保障分野で一緒に取り組んで来た人々もたくさんいます。
 
志を同じくする仲間たちと共に、
産官学の癒着や既得権を打ち破る事で、
二度と薬害を繰り返さないだけでなく、
独断的政権運営を強行する与党の暴走を止め、真に国民「いのちを守る社会」の実現に、引き続き全力を尽くします。
 
かの魯迅の言葉にあるように、道が出来るのを待っているのではなく、自ら進むことで道を作ってゆかねばなりません。
 
色々とご意見もあると存じますが、信念と目指すゴールは決して変えることなく頑張ってゆく所存です。
 
どうかこの決断をご理解いただき、
今後も変わらぬご支援、ご鞭撻を賜りますよう心よりお願い申し上げます。
 
いのちを守る 参議院議員 川田 龍平