国会では、議題となったもの以外でも、
質問することはよくあります。
何が法案と関係してくるかはわかりませんし、
通告していない事柄でも、
その日のニュースで飛び込んできたことを、
緊急性の高い案件として、訊くことがあります。
なぜなら、
国民を代表して、
行政に質問するのが、国会議員の仕事であり、
国会議員の質問権は、一番大事で、大変重たいことなのです。
例えば、先日(11日)の厚生労働委員会での質疑の冒頭部分です。
193-参-厚生労働委員会-010号 2017年04月11日(未定稿)
○川田龍平君 参議院議員の川田龍平です。よろしくお願いします。
今日、ちょっと法案の質疑に入る前に、今日お昼前に質問を終わっていただいたおかげでNHKのニュースを見ることができまして、バイエル薬品のニュースが出ておりました。バイエルの内部告発の問題については前回の厚生労働委員会でちょっとだけ触れたんですけれども、そのことについてちょっと動きがありましたので、ちょっとここで聞かせていただきます。
大臣も先ほどぶら下がりの質問で記者に答えておられますが、この件について、実は内部告発をした人の家族から、人からもうちの事務所に問合せが来ていまして、それで厚労省に問い合わせたところ、厚労省には七月にもうこの内部告発ということで来ていたということなんですが、これは厚労省の方ではバイエルから事情を聞くということになっていますけど、ずっとこれ七月から放置されていたということでしょうか。いかがでしょうか。
○国務大臣(塩崎恭久君) 今確認しましたが、七月におっしゃるとおり来ていまして、それで、もちろん御当人からもお話を聞き、それからバイエル社からもお話を聞いていろいろ材料を集めていたということでございます。
○川田龍平君 これ、内部告発者の公益通報者保護制度というのがありますので、やっぱりしっかり保護していただきたいと思いますし、それから、この研究については、バイエルは、十日に発表した報告とおわびについてというところでは、臨床研究ではありませんと書いてありますが、これ論文にもなっています。本当にこれが疫学研究でも臨床研究でもないのかというところもやっぱりしっかりと調査していただきたいと思います。よろしくお願いします。
○国務大臣(塩崎恭久君) おっしゃるとおり、バイエル社のホームページには臨床研究ではないと書いてありますが、なお私どももちゃんと調べた上で判断をしてまいりたいというふうに思います。
○川田龍平君 是非よろしくお願いいたします。
では、法案の質疑に入らせていただきます。
これ、本会議で質問させていただいたんですが、大臣の答弁が大変短くて、質問三つぐらいが一つの答弁にまとめられていたりとか、結構質問時間早く終わってしまって、答弁時間はより短く終わって、全体でもう本会議、予定されていたよりも三十分早く終わってしまったという金曜日の質疑でした。
私は、再質問ちゃんと予告しておけばよかったなと思うぐらい答弁漏れが幾つかありましたので、この委員会でしっかり質疑していきたいと思っています。是非、本会議ではしっかり答弁してほしいんですが、委員会では余り長々しゃべらないで的確に是非よろしくお願いいたします。是非直球で誠意ある答弁をよろしくお願いいたします。委員長にもお願いしておきます。
これ、大臣、ちょっと今あれですけれども、今回のこの相模原の事件というのは、七月に起きたとき、七月二十六日の未明に発生しましたが、大臣がこの事件発生を知ったのはいつでしょうか。