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今日は厚生労働委員会。久しぶりに復帰して質問へ立たせていただきました。

本来であれば、昨年の臨時国会で大臣再任所信、または、年頭の大臣所信についての質疑をした上で委員会を開くのが常道ですが、自殺対策基本法の成立から10周年の節目でもある今年は参院選の年でもあることから、異例中の異例として大臣所信なしで、議員立法を審議する厚生労働委員会が開かれました。

自殺対策、遺骨収集の法案はいずれも「いのちの尊厳」に関わる重要な法案です。特に気合いをこめて質問いたしました。

この日本では平成18年に自殺対策基本法が定められてから、自殺者はたしかに減っているものの平成27年にも全国で見れば毎日66名の方が自殺でいのちを絶っている現状があります。交通事故で亡くなる方は年間約5,000名、自殺の方が死因として遙かに多いのです。これについて対策を講じなくてはならないことについて疑いの余地はありませんが、どのようにやっていくかということについては、議論が行われなくてはなりません。国が決め、地方に下す上意下達のやり方では掛け声だおれに終わりかねないことから、あくまで地域が主体的に行うものを国がサポートするという形にしていかなくてはならないということを提言しました。

遺骨収集推進法案ですが、戦後70年がたってなお、83万人ものご遺体がミャンマーなどの異境の地に眠っています。ご遺族の高齢化が進む中で一柱でも多くご遺骨を遺族のもとにお返しするために、日進月歩の技術革新を遂げているDNA鑑定を活用すると同時に、結果を保管しておくべきだと求めました。国は個人情報の管理という倫理的な問題もあることからDNA鑑定の全件実施については慎重な立場を示しましたが、これについてもぜひ進めていってほしいと思っています。

その他にも、今日出席した 「政治分野における女性の参画と活躍を推進する議員連盟」の勉強会や、民主・維新の党の諸部会に関して書きたいこともたくさんあるのですが、長くなりましたので、また改めて書かかせていただこうと思います。

今日の厚生労働委員会と昨日のデフレ脱却と財政再建に関する調査会の審議はインターネットで見られます。
http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/sp/index.php


「いのちの守られる社会の実現」に引き続き全力を尽くします!