日本HIV陽性者ネットワーク・ジャンププラスのトークショーに、昨日参加してきました。

 


日本HIV陽性者ネットワーク・ジャンププラスの長谷川博史さん、高久陽介さん、そして作家の伏見憲明さんと、約1時間にわたって、HIVについてお話をさせていただきました。

ジャンププラスの代表の長谷川さんとは、16、17歳ころからの知り合いですが、自分がHIVの感染についてカミングアウトした頃の話から始まり、HIVや同性愛に対する差別や偏見についてもそれぞれの意見を出し合いました。

 


伏見さんとは初めてお会いしましたが、血友病患者としてのHIVと同性愛者としてのHIVにはまわりからの見られ方に違いがあることや、血友病患者と同性愛者の感染者の中でも分断されている状況なども、話に出されました。同じHIVでも捉え方が違っていることを改めて考えさせられました。

 


歴史を振り返りながら、話をしていきましたが、昔は、HIVの治療を受け付けている病院が少なかったですが、裁判和解後は、対策が進み、今では病院がかなり増えましたが、その分、医療者からのHIV患者に対する偏見が増えている問題もあるようです。

また、HIVというものの啓発や教育が進んでおらず、まわりからの視線を恐れ、自分の心の中に抱えたまま生きている患者の方も数多くいます。

国からのHIV対策予算が減らされている傾向もあり、あらためて、HIVへの取り組みを、引き続き多くの人に知ってもらうよう、啓発も含めて考えていかなればならないと思いました。

HIVに限りませんが、政治を通して社会の問題を解決していくということは、とても大事だと思います。

今後も、国会議員として、HIVへの取り組みを全力で進めていきたいと思います。