16日(日)早朝、結いの党の同僚議員である、
藤巻幸夫参議院議員の訃報の連絡を受けました。

あまりにも早すぎる突然の死に頭が真っ白になり、
しばらく妻と二人で放心してしまいました。

入院が続いていたものの、最近になって状態もよくなってきたと聞いて、そろそろお見舞いに行こうかと話していた矢先だったのです。

藤巻さんは、参議院の控え室で会うと必ず私の体調をたずねてくれました。

そしていつも最後に私の目をじっと見て言うのです。


「川田君、僕達はお互いいつまで生きられるかわからない身だけど、毎日を全力で生きようね。絶対二人で頑張ろう」

10歳でHIV感染告知を受けて死と向き合いながら生きて来た自分に、同じ様に辛い持病を抱える藤巻さんのその言葉は本当に強く優しく響きました。

そして藤巻さんは、一秒も無駄にしないかの様に、文字通り「命がけ」という言葉を実行、

睡眠時間3時間、「いったい、いつ休んでいるのだろう?」
と噂されながら、最後まで精力的に動き続けたのです。

ご遺族と結いの党の合同で、19日(水)に通夜、
そして昨日、20日(木)に告別式が開かれました。

本当に沢山の人に愛された藤巻さんに最後のお別れを言おうと二千人を超える人々が参列、

笑いあり、涙ありの弔辞の後は、喪主である娘さんの
「信念という言葉がぴったりな、まっすぐな人でした」との言葉に皆さん涙ぐむ、とても印象に残る式となりました。

最後のお見送りまで、たくさんの人が残っていました。

付き合いというだけでなく、
本当にたくさんの人に慕われた人だったのだな、と改めて思うと同時に、寂しい気持ちが心の中からこみ上げてきました。

本当に大切なことを教えていただいた。
もっともっと、いっぱいいろんなことを、一緒にやりたかった・・・。

「ファッション、アートで日本を元気にする!」と奮闘していた藤巻さんを失ったことは、日本にとっても、世界にとっても、計り知れないぐらい、大きな損失だと思います。

今回の藤巻さんの死から、あらためて、一人ひとりの人生の時間には、限りがあることを痛感させられました。

時間を無駄にせず、今自分がやるべきことをやらなければならない、と。

この場をお借りして、あらためて、藤巻幸夫さんのご冥福をお祈りいたします。


そして、藤巻さん、

本当に、ありがとうございました。