川田 龍平 オフィシャルブログ
川田 龍平 オフィシャルブログ

11月27日(日)、第7回がん患者大集合に参加しました。



途中からの参加でしたが、国立がんセンター中央病院の副院長である藤原康弘氏のお話や、がん患者の方々のお話を聞かせていただきました。



講演ではドラックラグや、それに関連する治験の話、日本の国民皆保険の話、さらにそこから日本とアメリカの現状の比較とうがはなされました。



アメリカは新薬が開発でき、使用できる抗がん剤は多いが、医療費が高すぎて一部の人しか富裕層しか希望する医療が受けれません。つまり、いい薬があっても高すぎて買えない人や破産する人が大勢いるのです。それに対して日本は、ドラックラグのため効果があるかもしれない薬を海外ならば使えるにもかかわらず国内ではしようできない現状があるが、国民皆保険制度のおかげで医療費の負担が大きく軽減され誰でも治療をうけることができる仕組みがあります。



医師の方からは日本では治験を受け入れてくれる患者さんが少なく、それもドラックラグの原因の一つだと言われていました。



そして、患者の方は海外では使える薬があるのに、日本で使えない事は本当に辛いとおっしゃられておりました。



私は、がんではありませんがHIVそしてC型肝炎に感染したとき、治験としてインターフェロンを使用してまいりました。また、他の治験段階で使用していた、HIV治療薬を体が拒絶して飲めないこともありました。現在はHIV感染に対して発病を抑えるための抗ウイルス薬が開発されました、当時私が感染したときHIV感染は未知の病であり、それは死を意味するものでした。



しかし、今もHIV治療薬を毎日のんでおりますが、医療の進歩と日本の医療制度のおかげで今日まで元気に活動させていただいています。本当に私は日本の医療に助けられています。



ドラックラグの解消や、それと同時に薬害の根絶、被験者の保護、国民皆保険の死守、「忘れられたがん」といわれている「肉腫(サルコーマ)」についてなどがんや医療全体の問題について様々な角度からの問題がありますが、私は患者の立場で国政で活動し、いのちが最優先される社会が実現されるよう力を尽くしてまります。