5月23日に厚生労働省エイズ動向委員会の調査が発表されました。


この調査によると、昨年一年間に国内で新たにエイズが発症した患者の数が過去最多の469人となっています。

これは、ただ単純に去年エイズを発病した人の数が、多いことだけが問題ではありません。


実は、HIVに感染しているかを調べるために保健所や各自治体が無料で行っている抗体検査の件数が前年比の13%減となり、去年よりも検査を受けた人の数が減っているのです。また、保健所などへの相談件数も減っています。健診率が下がり、エイズを発症した人の数が過去最高にまで増えているということは大きな問題です。


HIVの検査を無料で受けることができる国は多くありません。しかし、日本ではすでに無料で健診を受けることができる状況です。残念ながら、HIVを発病してしまった人が去年は過去最多となり、増加傾向にあります。しかしながら、検査を受けることで早期に発見し、発症させないための対策が可能です。私自身、毎日薬を飲みながら生き、議員として働いております。


自分のいのちを守るためにも、家族、恋人のためにも、少しでも疑いを感じたら自主的に検査を受けることが大切です。


いのちが最優先される社会を、一緒に実現しましょう。