万博遠足に5千円/人なら保護者は負担できるのか?(5/25) 

続・万博遠足に5千円/人なら保護者は負担できるのか?(5/25)

の派生ブログです。

 
全国紙の中で記事内容が充実していた毎日新聞の記事を貼り付けます。
 

 

大阪府には小学校が約千校、中学校が約500校、高校が約250校あります。198校は約1/4です。大阪市の小中学校数は約440、堺市の小中学校数は135です。どちらも公共交通機関の利用なら参加を希望するでしょう。

 

バス利用で5千円/人なら参加校があるとは思えません。交通機関を利用するとしても大阪メトロ中央線沿線の小中学校なら参加すると思いますが、例えばJR大阪駅、大阪メトロ梅田駅から

  • 大阪駅〜(JR環状線)〜弁天町〜(大阪メトロ中央線)
  • 梅田駅〜(大阪メトロ御堂筋線)〜本町〜(大阪メトロ中央線)

で弁天町、本町での乗り換えで10〜20分かかるでしょう。

 

4歳から高校生までの約80万人を対象に「無料招待」といっても、肝心のパビリオンのどこに入れるかは全く分かりません。はっきり言って、「万博協会」は団体予約のサイトを作る気があるのかどうかも分かりません。「万博の華」と称される「タイプA」の海外パビリオンは二十数カ国が着工していますが、一日の収容人数は分かりません。民間パビリオンは13、「テーマ館」は8あります。折角の「万博遠足」なので団体予約なら優先的に入場できる仕組みが必要でしょう。10月からは「超早割1日券」購入者を対象としたパビリオンの予約が始まるようです。

1クラス、40人前後なら団体予約海外パビリオン1カ所と民間企業か「テーマ館」の1カ所に優先的に入館できるインセンティブは必要に思います。海外パビリオン、民間パビリオンや「テーマ館」の希望数を調べれば「マーケットリサーチ」になります。

 

(関連ブログ)

万博招待「希望校なかった」(大阪府交野市):朝日新聞から(5/25)から抜粋

タイトルと画像は5/25付、朝日新聞(大阪本社版)23面(大阪欄)からです。

抜粋して引用。『バスを使えば約3千万円』と爆発事故の懸念です。

大阪府が2025年大阪・関西万博に府内の小中学生を招待する事業をめぐり、大阪府交野市の山本景市長は24日、市内13校の学校単位での参加を見送ると表明した。  

 

府教育庁が各校に、5月末までに参加の意思について回答するよう求めているが、市内で確認したところ、「行きたいという学校は一校もなかった」とした。  

 

(中略)

 

山本氏はこの日の定例会見で、学校単位で参加する場合には会場まで電車で移動するのが難しく、バスを使えば計約3千万円が必要になると費用面の課題に言及。保護者の間では、万博会場の予定地で爆発事故が起きたことへの懸念が出ているともした。  

 

こうした状況から、学校単位での参加を見送り、府が招待費用を負担する1回目については保護者の意思で個別に利用してもらうことを想定するという。  

 

山本氏は、府教育庁が各校に意向を確認していることについて、学校側が「異議を唱えにくい」と指摘。「学校に踏み絵を踏ませるような行為はいかがなものか」と述べた。(村井隼人)

交野市の小中生は約6千人なので、バスを使えば5千円/人です。交野市は大阪府の北東部にあり、京阪電鉄かJR学園都市線を使うと大阪メトロ中央線に乗るまでに2、3回の乗り換えになるようです。

 

ガス爆発事故については、土地は大阪市の市有地で「万博協会」が借りています。横山英幸大阪市長は「万博協会」の副会長です。メタンガスの発生量について定期的に報告は受けているのでしょうか?

(11:30、追記)

リンク先はお台場にある日本科学未来館のページです。大阪万博が未来を担う若い世代に魅力があるように一所懸命に考えるのは「万博協会」の仕事です。海外パビリオンはじめ、民間のパビリオンや「テーマ館」に入場できるように工夫はできないものでしょうか?大阪市民の負担はすでに2万7千円/人です。小中高生は大阪府民です。