開成高校、灘高校、北野高校の比較 ① 定員と現役合格数(3… 

開成高校、灘高校、北野高校の比較 ② 合格者数/現役合格者…

の3回目です。

①では、開成高校灘高校北野高校東京大学京都大学合格者数現役合格者数について比較をしました。目的は「伸び代」が中高一貫校と公立校との違いを見ることです。

 

1年の浪人で、中高一貫校なら7/6、+17%なのか、公立校と同じく4/3の33%なのかは最低でも3年間のデータを見ることが必要です。

 

今回はグラフにしました。卒業生数は開成高校:402人、灘高校:218人、北野高校:313人でした。

 

2023年の18歳人口は109.7万人です。18歳の時点で大学入学を目指すのであれば、東京大学京都大学です。2校の入学定員は約5600人、190〜200人に1人です。(9:30AM、以下コメント挿入:親が東大、京大卒で子が東大、京大は4万人に1人、同様に2人の兄弟姉妹がどちらも東大、京大は4万人に1人です。50年前の大学進学率は2〜3割でした(1972年に20%を超えた)。)私は「生まれつき」難関大学の受験科目が得意であれば、難関大学を目指し、服飾、調理、音楽、美術、スポーツが得意であれば、その道を進めばいいと考えています。

 

日本の私立大学は「文系」が多いです。国公立の学生数は「理系」>「文系」です。「理系」出身者は欧米の大学でMBAを取得して経営能力のスキルが向上します。日本の活力を上げるには、「理系」人材を育てることです。

 

「天賦」の「人財」は研究者の道を進めば、やがて多くの学生を育てます。政治家は後継者を育てません。「家業、稼業」で自分の子どもが後継者です。)

 

大阪府と兵庫県の人口の合計は東京都とほぼ、同じです。東京都の高校を卒業してノーベル賞を受賞したのは日比谷高校→京都大学理学部の利根川進博士だけです。化学賞の根岸英一博士は神奈川県の湘南高校出身です。大隅良典博士は福岡県出身です。自然科学を学ぶには政治や経済と離れた環境が相応しいのでしょう。米国でも首都のWashington DC、経済の中心のNY州ではなく、 Boston州のHarvard、MIT、Carifornia州のCalTech、UC Berkeley、UCLA、NJ州のPrinceton大学があります。私はPrinston以外は中に入ったことがあります。Harvard square には学生がたむろしていました。東京都は首都なので政治・経済の中心です。各国の大使館もあります。文化施設も多いです。なぜか、自然科学分野で傑出した「人財」は開成高校東京大学では出ていません。文学賞の川端康成は大阪府の茨木高校、大江健三郎は愛媛県出身です。東京都にはあまりにもたくさんのモノ、情報に溢れているためでしょうか?隣国の中国と韓国は日本以上に受験戦争の国です。しかし、中国と韓国から新しい、独創的な研究成果は出ていません。私は、東京大学京都大学程度なら、中高一貫校で「修行」すれば合格すると思います。「受験勉強」漬けで6年過ごせば、頭の中は干からびます。誰とは書きませんが、二浪しても東京大学に入学できなかった政治家がいます。)

 

常々、理系では工学部、理学部、薬学部、農学部への進学者が増えてもいいのではと考えています。