女子の進路先 ①:東大23%、京大29% (2/20) の書き出しを引用します。

女子の就業率は「M字カーブ」と呼ばれています。今はどちらもリタイアしていますが、妻はフルタイムで働いていました。上と下の子の年齢が離れていて、保育所通いは十数年、さらに実母の介護があり、ダブルケアも経験しました。お世話になった保育士、看護師、介護士、ヘルパー等は女性が殆どでした。そのような実体験から「就労の形」を考えています。一方で、夫の職業よっては妻は専業主婦を求められる場合もあります。

 

さて、副題は東京大学京都大学の学部学生の女性比率です。東京大学には長い間、「2割の壁」がありました。

(参考)

就業率率は,近年男女とも上昇していたが,令和2(2020)年は低下し,15~64歳の女性は70.6%,25~44歳の女性は77.4%,15~64歳の男性は83.8%となった

 

 

 

京都大学

2023年は29%

(出典は下記)

 

理系で最も学部生が多いのは工学部です。

  • 工学部:3,758、420、4,178、10.1%
  • 理学部:1,299、112、1,411、7.8%
  • 文学部:607、422、1,029、41.0%
  • 医学部(6年制):539、125、664、18.8%

理系の方が女性比率は低いです。私は理学部出身です。昔からの「就職む理学部」と呼ばれています。デフォルトで大学院進学を目指します。工学部よりも女性比率が低いのは卒業後、大学院終了後の就職先が限られることからです。

 

私の出た大学なので、例に挙げました。2015年12月に「あかつき」が金星の周回軌道突入に成功しました。お茶の水大学大学院を出た廣瀬史子さんが、「解けるか解けないかも分からない」軌道計算を粘り強く探索した結果です。「理系女子」は各大学での理系女性比率が増えなければマスが増えません。